3月7日までに大地震発生の恐れ、千島海溝が危ない? トルコ地震を予言したオランダ人研究家が警告!

フッガービーツ氏の予言は当たるのか?

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画像は「Getty Images」より

 フッガービーツ氏が地震予測に用いているのは「太陽系幾何学指標(Solar System Geomtry Index=SSGI)」という特殊な手法だ。これは太陽系の惑星の位置をもとにした占星術的手法を用いて、地震発生周期を算出するというものなのだが、科学者からの評判は良くない。

 ロシア科学アカデミー・地球物理学研究カムチャツカ支部責任者であるダニラ・チェブロフ氏は、フッガービーツ氏の予測に疑問を呈し、彼を「アマチュア」と表現。

 「太陽系の惑星の動きと地球の地震活動との関係は非常に弱く、それを主要な予知ツールとして使用することは問題がある」とチェブロフ氏は、フッガービーツ氏の予言手法を真っ向から否定している。
 米国地質調査所のスーザン・ハフ氏は、先月初旬にフッガービーツ氏について「大地震を予言した科学者はいない」というように、彼のトルコ大地震の予言的中が単なる偶然であったと否定している。

 もともと、フッガービーツ氏の地震予測手法には異論や反論も多く、主流の科学者からの評判は悪い。

 フッガービーツ氏の予言的中は、ただの偶然だったのだろうか?

以前の筆者の記事の中でも紹介させていただいたが、フッガービーツ氏は自身のTwitterアカウントで2月7日に次のように警告していた。

「これまでのところ、M 5.5 以上の余震がトルコで10 回発生しました。余震は今後数日、場合によっては数週間続きます。M6より強い余震が発生する可能性があります」

 その後、フッガービーツ氏の警告した通り、2月20日夜、トルコのハタイ県でM6.4とM5.8の大地震が発生。

 もし、フッガービーツ氏が今回新たに発表した予測通りの時期と場所に巨大地震が発生した場合、主流の科学者らも彼の地震予測手法を無視できなくなるであろう。

 普段から防災意識を高めておくためにも、彼の予測に注意を払っておいた方が良いかもしれない。

参考:「B92」「北海道新聞(Yahoo!ニュース)

文=白神じゅりこ

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