エマニュエル駐日米国大使は「好ましからざる人物」か? LBGT新法推進の思惑と利己的な動機をジェームズ斉藤が解説

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ラーム・エマニュエル駐日大使(画像は「Getty Images」より)

ジェームズ:ここ最近、私が警鐘を鳴らしていたエマニュエル大使の化けの皮が剥がれてきましたね(苦笑)。

──考えてみれば、2021年2月の時点で「彼が大使になれば、日本の家畜化は止められない」という記事をトカナで出してますね(笑)。ともかく、大使のG7に合わせたLGBT新法のゴリ押しには多くの人たちがうんざりしてますよ。

ジェームズ:はっきり言って、G7はいまエマニュエル大使のパフォーマンスの場になってきていますね。G7はもともと先進国クラブですから経済の話をする場なんですが、今回は余計なものがたくさんくっついている状態です。たとえば、G7の加盟国でないウクライナのゼレンスキー大統領がオンライン参加というのも余計なものですし、G7に間に合うようにLGBT法制化も当然そうです。

──エマニュエル大使はいま急にいろんなマスコミでLGBT法案のことで発言するようになっていて。

ジェームズ:彼が日本に着任したのは去年の4月ですので、1年間はおとなしくしていたということです。そのおとなしくしている間に何をしていたのかというと、日本の政治家、マスコミの囲い込みで「私はバイデン大統領に直に電話できる関係だ」と売り込み、日本のおじさん政治家や財界の大物の心を取り込んでいったんですよ。本来であれば、LGBT問題なんておじさん政治家たちが一番嫌うことじゃないですか?

──確かにそうですね。麻生さんとか一番「うるせぇな。どうでもいいだろ」とか言いそうですね(笑)。

ジェームズ:経団連だってそうですよ。経団連のおじさんたちがLGBTに興味あるわけないじゃないですか(苦笑)。ところが、そうなっていないというのは、エマニュエル大使のおじさん転がしがいかにうまかったかということです。日本のおじさんたち、あるいは日本人たちは、彼の鉄道好きアピールや、「阪急鉄道は最高です。“ハンキュー”・ベリー・マッチ」といったツイートで懐柔されまくってしまったので、「エマニュエル大使が言うのであれば、話を聞くか」とか「我が社でもLGBTを取り入れる時が来たんだな」と思ってしまうんですよ。

──裏を返せば、“日本のおじさん”たちは「LGBT新法が通っても大した影響はない」と思っているんでしょうね。

ジェームズ:たぶん、日本人の中にも少なからずそう思っている人はいると思いますよ。しかし、エマニュエル大使の言葉をよく聞いてください。彼は「異性婚と同性婚は同じ結婚である」と言っているんですよ。これが言えるということは、彼が無神論者だからです。ただし、エマニュエル大使はユダヤ教の正統派の人なんですよ。ですから本来は無神論者ではないはずです。なのに、日本人には無神論を押し付けるということは、そこに、ある意図があるということです。

──どんな意図があるんですか?

ジェームズ:ユダヤ人以外の人たちを弱体化させるため、ということです。逆に言えば、ユダヤの利権は守るけれども、ユダヤではない人に対してはそういう無神論の論理を徹底的に押し付けることで、弱体させていこうとしています。

──でも、LGBTで弱体化するんですか?

ジェームズ:「異性婚と同性婚が同じ結婚」となったら単純に人口が減りますよ。あとは、社会がおかしくなります。実際、アメリカではジェンダレストイレで問題が起こり始めていますし、女子刑務所に男のレイプ犯が服役することになって女子服役者が次々にレイプされるなんて事件も起こっています。前回の国連の記事でも紹介した、小児性愛まで認めるという動きまで出ているじゃないですか。はっきり言ってLGBT新法を通すことで社会が自由になったり、平等になることなんて何一つありません。逆に犯罪を増やし、犯罪者を増長させ、社会不安を増大させるだけなんです。

──確かにそうですね。まともな社会じゃなくなりますね。

ジェームズ:日本人の多くは「同性婚を認めてあげればいいじゃないか」と思っているでしょう。しかし、彼らが狙っているのは、その誰もがOKしやすい入口を使って、社会不安を起こそうとしていることなんです。

──「同性婚を認める」とか「認めない」といった話じゃないと。

ジェームズ:それだけじゃないですからね。現時点で余計なものがいっぱいくっついてるじゃないですか。それが問題なんです。

 そもそもアメリカ大使というのは日本政府に対して大きな影響力を持っています。以前の記事でも話したように、アメリカ大使の立場というのはGHQのマッカーサーのようなものですから、日本政府も彼の言葉は受け入れなければならない傾向にはあります。しかし、今回のLGBTゴリ押しはアメリカ政府の意向と同時にエマニュエル大使個人の意思も強く反映されており、1年間の“日本のおじさん”転がしの成果が出ているのです。

 では、なぜ、彼はそんなことをしているのかというと、アメリカ国内のユダヤコミュニティあるいは極左リベラルコミュニティの中での地位の確保です。彼はアメリカ駐日大使を終えたあとは地元シカゴに戻って、イリノイ州議会の上院議員になろうとしています。そのためには日本での“成果”が重要で、「私が日本の様なお堅い国でLGBT新法を通したのです」というのは強烈なアピールになりますからね。日本はそれに利用されようとしているだけなのです。

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画像は「Getty Images」より

──つまり、エマニュエル大使の選挙キャンペーンってことですか!?

ジェームズ:そういうことですよ。イリノイ州の地方選挙のキャンペーンが日本で始まったという、完全に日本を舐め切っているバカバカしい話なんですよ(苦笑)。

──そうだったんですか、やれやれですね(苦笑)。

ジェームズ:その上、いま彼が盛んに言っている「G7の中でLGBT新法がないのは日本だけ」というのは大嘘ですからね。

──えっ、違うんですか!?

ジェームズ:G7のどこの国にもそんな法律ありません。逆に、反LGBT法を新たに作っている国や州のほうが多いのですから、完全に時代に逆行しているのはエマニュエル大使のほうなのです。ですから、そこをよく考えてLGBT法案は考えるべきでしょう。エマニュエル大使は要注意です。日本政府が正常であれば外交官追放令で「好ましからざる人物」を意味するペルソナ・ノン・グラータ(persona non grata, PNG)を突きつけ、エマニュエル大使及びアメリカから連れてきた大使室に勤務する5人ほどの子分を追放すべきでしょう。とはいっても、日本政府は根性なしで絶対にそんなことはしないでしょうから、LGBT新法に反対することが雄一の「救国の策」になります。ともかく、大使の話はかなり嘘と誇張が多いですから真に受けてはダメですよ。

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ジェームズ斉藤(@JamesSaito33)
某シークレットセミナー教官。某国諜報機関関係者で、一切の情報が国家機密扱い。国際ニュース裏情報の専門家。ツイッターはこちら

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文=中村カタブツ君

元『紙のプロレス』編集者。現在は認知科学者である苫米地英人先生の出版関連業務に携わっている。
著書『極真外伝―極真空手もうひとつの闘い』(ぴいぷる社)
編集『苫米地博士の「知の教室」』(サイゾー)
編集・構成『日本人はもっと幸せになっていいはずだ』(サイゾー)

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