日本にUMA「スカイヘアー」が飛来? Twitterの衝撃動画が話題

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画像は「Twitter」より

 今年のゴールデンウィークは5月の1日2日を含めると9連休になる、久々の大型連休だった。多くの人が旅行やレジャー等連休を満喫していた中、日本の空に奇妙な物体が飛来していたようだ。

 まずはこちらの動画を見てみてほしい。

 高速道路を走っている車の助手席から撮影された動画のようだが、抜けるような青空の中に奇妙な物体が飛行している様子が捉えられている。問題の物体は全体が黒く、長い体を風になびかせているように見える。しかもタコやイカのように何本もの長い足が生えているようだ。目撃者によれば、この物体は「千葉県上空」で撮影されたものだという。動画に登場した標識からは三郷ジャンクションまで19キロの地点を走行中に確認されたことがわかる。

 果たして、この物体は何なのか。問題のツイートには、こどもの日だけに鯉のぼりの上部につく「吹き流し」が飛ばされたものではないか、とする話やハリーポッターに登場した「ディメンター」のようだとするコメントが寄せられていたが、UMA(※)の「スカイヘアー」だという声もいくつか確認できた。

(※) UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。

「スカイヘアー」とは、読んで字のごとく長い髪の毛の塊が空を飛んでいるような、空中をタコのような触手を生やした生物が泳ぐように漂っていくというものだ。どうも風に流されているわけでもないようで、しかし翼などがないためどのように飛行しているかがわからない、というもの。2017年3月、ジンバブエのショッピングモールMukubu Mallにて撮影された「曇り空の中に浮かぶ巨大な人の影」が話題になったことで注目を集めたUMAだ。「スカイヘアー」の名づけ主であるUMA研究家の中沢健氏は、「ハゲの人の髪がほしいという一念が空を飛ぶ黒い触手生物を産んだのではないか」と述べていた。

 しかし、前述した「ジンバブエのショッピングモール上空に浮かぶ巨大なスカイヘアー」は、後に海外の有志により凧の一種の「スピリット・カイト」である可能性が高いという指摘がなされた。この凧は全体が風船のようになっていて、揚げられると風をはらんで大きく膨れる。凧の中では比較的大きな部類に入り、長い手足を揺らめかせながら空中を泳ぐ姿は幽霊のように見えるものだった。

 同様の凧は他にも多数販売されており、中には足の多いタコのようなフォルムをしたものも存在している。今回投稿された動画をよく見てみると、風に飛ばされているというよりも空中に静止しているように見えることから、誰かがタコ型のスピリット・カイトを上げていたと考えるのが良さそうだ。

 

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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