殺人ピエロが遺した「3つの言葉」が不快すぎる! 33人の少年を殺害した連続殺人鬼ジョン・ゲイシーの最期とは?
今から29年前の1994年5月10日、全米を震撼させたシリアルキラー、ジョン・ウェイン・ゲイシーが死刑に処された。アメリカのイリノイ州の刑務所にて、薬物注射によるものだった。
アメリカ史上最も悪名高い連続殺人犯の一人であるゲイシーは、シカゴ近郊のノーウッド・パーク郡区で少なくとも33人の若者と少年を強姦、拷問、殺害したとされている。地域では建築会社を営む名士であり、篤志家としても知られていたが、彼の本性は多くの少年や青年に性的暴行を加えた上で殺害するという残忍なものであった。ちなみに、篤志家として福祉施設を訪れた際にはピエロの扮装をし、「道化師ポゴ」と名乗っていたそう。この扮装と彼の凶悪な犯行の内容から、ピエロの姿をした殺人鬼という都市伝説「キラークラウン」のモデルになったと考えられている。
ゲイシーはさまざまな理由で被害者を自宅におびき寄せ、大抵は手品を見せるふりをして手錠をかけ、身動きをとれないようにしてから強姦、殺害したとされている。彼が被害者達を暴行した後殺害したのは、自身の同性愛傾向を知られたくなかったためと考えられている。なお、殺害された被害者たちの遺体は大半が彼の自宅床下に埋められていた。
1978年、ロバート・ピーストの失踪事件を捜査していた警察官が家宅捜索を行い、ゲイシーの恐るべき犯行の内容が明らかになった。彼の自宅に踏み込んだ警察によれば、彼の自白を待つまでもなく、既に家の中には床下の腐乱死体が発する悪臭が漂っていたという。その後、彼の自宅から行方不明になっていた被害者の私物などが発見され、ゲイシーは逮捕となった。
処刑前日の1994年5月9日、ゲイシーは最後の食事のメニューの要求を許可、家族と刑務所の敷地内で個人的にピクニックを行うことも許可されたという。ゲイシーは恰幅の良い体格であったが、実際に食事量も多かったようで、ケンタッキーフライドチキンをバーレル一杯、エビフライ12本、フライドポテトとデザートに新鮮なイチゴ、そしてダイエットコークを平らげたそうだ。
翌10日に予定通り死刑が執行されたが、ゲイシーの口から出た最後の言葉はたった三語、「Kiss my ass(くたばれ)」だったという。
ちなみに、ゲイシーの死刑は前述の通り薬物注射によるものであったが、ゲイシーの体格が良かったため化学物質が静脈管を詰まらせてしまい、死刑執行人が装置を交換して再試行する事態になった。その処理に18分を要したため、ゲイシーは他の死刑囚よりその分長く苦しむ事になったそうだ。この事態について非難する声も上がったが、ゲイシーの裁判の検察官であるウィリアム・ナックルは 「それでも彼は自分が殺害した犠牲者よりもはるかに簡単に死を得ることができただろう」 と述べている。
参考:「Daily Star」ほか
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