今後アメリカ議会でUFO公聴会が開催されない可能性が浮上… 米議員から不満の声
7月26日、アメリカ下院議会はUFO/UAP(※1)に関する公聴会を開催した。この公聴会は「アメリカ政府はUFOの墜落現場から『ヒトとは違う生物』を発見、機体や破片等の証拠を何年も隠蔽してきた」という元政府関係者のデイヴィッド・グラッシュ氏の内部告発を受けて行なわれたもの。グラッシュ氏をはじめ複数の証言者が登場し、真偽は不明ながらもいくつかの興味深い証言や主張が明らかになった。
この出来事をきっかけに、UAPに関する公聴会が他にも開かれ、さらなる真実が明らかになるかもしれないと期待する向きも多かったようだが、『ザ・ヒル』が最近主催したイベントでは、下院監視委員会の何人かの委員から「UAP関連の特別な特別委員会を設けない限り、追加の公聴会の開催は不可能かもしれない」という指摘が出てきたという。
7月の公聴会に関する働きかけを行ったティム・バーチェット下院議員は、「現在多くの障害にぶつかっており、それがこの件全体の問題となっている。連邦政府があまりにも傲慢で、肥大化しているため、UAPについては陰謀論がますます増えるだけだ」と現状に対する不満の声を上げている。
しかし、ジャレド・モスコウィッツ議員によれば、UFOの話題は少なくとも、バイデン大統領やトランプ前大統領に関する他の主要な政治問題よりも注目されているとして、「私はこの話題について、他のどんな議題よりも多くの人から話を聞きます。トランプ前大統領の起訴やバイデン大統領の現状よりも、UAP公聴会について話している」と証言している。
果たして今後もUAPに関する公聴会は開催されるのか。それは今後、興味深い目撃証言や記録が出てくるかにかかっているのかもしれない。
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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