メキシコ議会「UFO公聴会」で1000年前の宇宙人のミイラが公開される! DNAの30%が未知…
メキシコ議会にてUFO現象に関する公聴会が行われ、同国の著名なUFO研究家が「ペルーの洞窟から回収された」という一対の宇宙人の遺体を公開し、話題になっている。
12日火曜日、メキシコシティで開催された「未確認空中現象(UAP)規制のための公聴会」にUFO研究家のハイメ・マウサン氏が出席、最近発見された2体の「1000年前のエイリアンの遺体」だと主張するものを議員やメディアの前で発表した。マウサン氏は今回の公聴会に、2017年にペルーの都市パルパとナスカの付近に存在する洞窟に埋葬されている状態で発見された宇宙人のミイラの物的証拠を提示するために招待されていた。
2つの別々の箱に納められた不気味な宇宙人の遺体は小柄で潰れたような大きな頭をしており、両手の指が3本ずつしかないなど、典型的なグレイ型宇宙人に似たものとなっている。マウサン氏によれば、これらの宇宙人から採取されたDNAの30%は「未知」のものであり、「極めて希少な金属」を含むインプラントが彼らの体から取り出されたという。炭素年代測定によってこれらの遺体はおよそ700年から1000年前のものであることが判明。さらに公聴会ではこの遺体のX線写真も展示され、そのスキャン写真から前述した何らかの金属製のインプラントが確認できた。遺体のひとつには卵のようなものもあったという。また、これらの遺体は発見当初に言われていたミイラではなく、加工された痕跡が存在しない完全な遺体であることもマウサン氏は述べた。
このエイリアンのミイラ」は2017年にペルーで発掘された当初から、エイリアンに見えるように加工が施されたものではないかという反論が出てきていた。しかしマウサン氏は宣誓証言の中で、この奇妙な遺体が “我々の世界に存在する他のどの種とも関係のない、人間ではない標本であることを明確に示している “と主張している。
果たして、この遺体は本物のエイリアンのものなのか。マウサン氏はこのヒューマノイドが本物のエイリアンであるかどうかは「わからない」としながらも、「彼らは知的であり、私たちとともに生きていた」とし、「彼らは歴史を書き換えるはずだ」と主張している。
この衝撃的な公聴会の模様はライブ配信されていたこともあって当然のことながら世界中で話題となった。一部ではメキシコ政府が公式に「宇宙人が実在する情報公開した」かのような誤った報道もあったが、実際には公聴会に出席したマウサン氏が他の専門家らとともに個人的に有している物証とともに証言したにすぎない。
マウサン氏は以前にもペルーで発見されたミイラ化したエイリアンの遺体について同様の主張を行ったが、結局は地球外生命体であることは判明しなかった。今回の公聴会で、謎めいたエイリアンに更なる科学のメスが入ることになるのだろうか?
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
【トカナのコメント】
「宇宙人から採取されたDNAの30%は未知のもの」とのことだが、2017年の時点では1.5%が非ヒトDNAだとされていた。数字の曖昧さも去ることながら、当時は発掘された5体のミイラのうち大型の1体だけが本物で、他は偽物だとされていたはずなのだが……。宇宙人ミイラの怪しさについて詳しくはコチラの記事をご覧いただきたい。
ここまで怪しいと、この公聴会そのものがマウサン氏の売名行為のための場に過ぎないように見えてきてしまう。しかもその悪影響はUFOコミュニティ全体に波及する恐れがある。先だって米議会で行われたUFO公聴会の信用も失墜しかねない。あるいは、彼はCIAのエージェントで、その怪しい主張でUFOや宇宙人の真正性を曇らせようとしているのか。
飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)の記事一覧はこちら
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2024.10.02 20:00心霊メキシコ議会「UFO公聴会」で1000年前の宇宙人のミイラが公開される! DNAの30%が未知…のページです。ミイラ、メキシコ、ハイメ・マウサン、公聴会などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで