「ハマスを擁護する報道」が目立つ怖い理由! イスラエルを悪者に変えた決定的要因をジェームズ斉藤が解説

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報。メルマガはコチラ


──最近、つくづく思うのですが、 世界はイスラエルのことが好きじゃないですね。日本も含めて世界的にハマス寄りの報道が主流って不思議なんですが。


ジェームズ はっきり言ってイスラエルは完全にハマス、つまりロシアの謀略の罠にハマりました。これはなかなか抜け出せないと思います。

──ロシアの罠!? つまり、 世界的なハマス寄りの報道はロシアの仕掛けたディスインフォメーションなんですか?

ジェームズ そうです。まず、この戦争の発端はハマスの奇襲攻撃でした。奇襲攻撃の情報についてはイスラエルの諜報機関モサドが事前に掴んでいて首相のネタニヤフに報告していたのですが、ネタニヤフが無視したんです。ですから、ネタニヤフに直接の問題はあったのですが、ネタニヤフが無視したことも諜報機関からすれば失敗です。諜報機関は情報を上にあげるだけが仕事ではなく、それを政治家に飲ませるまでが仕事なので日頃から政治家が諜報機関の言いなりになるようにしておくことが重要です。

──自国の政治家のタマぐらい握っておけ、と。

ジェームズ そうです。しかし、 ネタニヤフに無視されたという時点で諜報の失敗( intelligence failure)です。ですから、今回、ロシアの仕掛けたディスインフォメーションが効いたのはモサドの情報戦がとてもヘタだったという部分は否めません。例えば、ガザを攻撃したあと病院の地下トンネルの証拠映像なんかを見せていると思うのですが、イスラエルのやり方を見ていると全部プロパガンダです。しかし、プロパガンダなんかいまは通用しない時代になっています。

──プロパガンダは古いんですね。

ジェームズ プロパガンダは「拡散する」という意味ですけど、 基本的に自分の主張を拡散するという手法で、 凄く古いやり方です。中国が南京大虐殺をでっちあげる時に、日本兵が中国人女を性的暴行して子供を殺していますというふうにやりましたが、イスラエルも同じことをしています。ハマスがイスラエルの人々を襲って拉致、 監禁して拷問や強姦をしていますと。しかし、これは現代人が見ると凄いチープなんです。 特に虐殺の証拠がありますと言って画像を出したり、ハマスの虐殺を経験した人の証言なんかを報道するのは。こういうふうに殺されて、こういうふうに暴行されましたなどとやっていますが、それは証拠がない、ただの証言で説得力が全然ないんです。彼らがやっているのは第二次世界大戦時レベルのプロパガンダのや り方で最新のハイブリッド戦に対応していません。ソーシャルメディアの使い方もとてもヘタです。 これでモサドの諜報神話が完全に崩れました。

── イスラエルのモサドは最強の諜報機関だと言われてましたよね。

ジェームズ 確かに暗殺工作とかは凄いですが、イスラエルの国柄として目の前の脅威にばかり対応する仕事をこなしてきたので、認知戦に弱くなっています。しかし、戦場はいまグローバルなんです。いまのイスラエル=ハマス戦を見るとグローバルな戦場にまったく対応できていません。

──だから、いますっかりイスラエルが悪者になっていると。

ジェームズ その通りです。しかし、これは本来おかしなことでテロの奇襲攻撃を先に仕掛けたのはハマスです。普通に考えればイスラエルのほうが犠牲者です。確かにいままでガザ地区の住民たちを虐めてきたのはわかるんですけど、それは国内政治の話であってテロ攻撃とは別の話ですから。

 では、なぜ、いまハマス寄りの報道になっているのか、というと、そもそもパレスチナ問題というのが冷戦後ずっとKGBが謀略で煽ってきた問題だったからです。しかも、その担当はKGB時代のプーチンだったんです。ですから、いまのイスラエル=ハマス戦争はまさにプーチンの本領発揮の場なんです。なにしろ20代からやっていたことですから。なので、 ハマスもいままでの感謝の気持ちを込めてプーチンの誕生日に奇襲攻撃をやったんですよ。奇襲のあった10月7日はプーチンの誕生日です(苦笑)。

──誕生日のお祝いにテロ!?

ジェームズ はい(苦笑)。ですから、 世界で高笑いしているのはいまプーチンです。 このイスラエルの悪者論調も全部冷戦時代にKGBがパレスチナ問題を煽るに当たって世界で構築したネットワークです。それが一気に出ています。日本でも●●●●という、東京外国語大学の教授で、広島平和構築センターのトップがハマスの肩を持っていますが、彼の専門は平和学に属する平和構築論です。平和学が何か知っていますか? あれは冷戦時代にKGBが西側に対して仕掛けた積極工作の一環として欧米の大学に作った専攻学科です。平和学を専攻している人間はみんなKGBの教育を受けているとみ なしていいと思います。平和学こそが反イスラエル、 親パレスチナの思想訓練所みたいになっています。

──日本では飯山陽さんという女性学者が「ハマスを擁護するバカ者ども」って怒ってますね。

ジェームズ はい、彼女は良い意味でいろいろ狂っていますけど(苦笑)、ハマスの捉え方は真っ当です。しかし、 認識が真っ当だから麗澤大学の客員教授にしかなれないのです。ともかく、20世紀はプロパガンダと言って、トップが一方的に主張を発信して一般大衆が無批判に受け入れると いう図式でした。しかし、いまの時代は一般大衆がコミュニケーションのツールを持っていま す。ですから、トップが拡散したプロパガンダを一般大衆が無批判に受けるという 構図はもう成り立ちません。ロシアはそこにだいぶ前から注目していて、「トップが権力を維持するためには国民からの批判をかわさないといけない」「じゃあ、国民同士、一般大衆同士で戦わせたらいい」と。それが分断統治で、そこで出てきたのがディスインフォメーションです。このディスインフォメーションという用語はスターリンが考案したと言われ、ロシアでは100年以上の歴史を持つ伝統になっています。 ですから、プロパガンダとディスインフォメーションは根本的に違うんです。

──プロパガンダというのは上から下に一方通行なんですね。

ジェームズ 対して、 ディスインフォメーションの場合は何が真実で何がフェイクかわか らなくするのです。トップが一般大衆になりすまして情報を流します。これをほかの一般大衆が文句をつけると一般大衆同士の戦いが起こるんです。これがプロパガンダとディスインフォメーションの違いです。 イスラエルがやっているのはプロパガンダで、しかも、 20世紀型の古いタイプです。ハッキリ言って「ダサい」です。 しかし、ハマスなんかがやっているのはディスインフォメーションで、かなり斬新です。例えば、ガザの病院が襲撃された際、親パレスチナのYouTuberがガザの襲撃された病院でスマホの自撮りをしています。「いまはガザはこんな状況にある! イスラエルはテロリスト国家だ!」と叫んでいるんです。しかし、 周りで倒れてる人間のほとんどは人形だったり、役者で、私を含む諜報機関関係者はこれを「劇団ハマス」と呼んでいます(笑)。劇団ハマスがこういうフェイクなことをやって、それをYouTubeなんかに拡散して、「こんな酷いことをイスラエルがやってる」 と真に受ける人もいれば、「いや、これはフェイクだろう」 と検証していく人もいて、真実だと思う人と、 フェイクだと思う人の間で論争が起きるんです。そうなるとハマスそのものに批判がいかなくなるんです。「ガザのパレスチナ人たちを人間の盾にして人質にしたのはハマスだろ」という当たり前の批判が出てこなくなります。「カタールに6000億円ぐらい資産を持ってるハマスのトップが五つ星のホテルに住んでいて、それはどうなんだ?」 という批判があってもいいのに、それもなかなか出てこないのです。

──肝心なところが抜け落ちてしまうと。

ジェームズ それがディスインフォメーションなんです。こういう巧妙なディスインフォメーションはロシアしかいま訓練できません。そして、蓋を開けてみたらやっぱりハマスを訓練をしていたのはあのワグネ ル・グループだったんです。ですから、ロシア流のディスインフォメーションでハマスは戦っているので、イスラエルはいま勝ち目がないです。 これはモサドの重大な失敗です。情報戦は本来、 諜報機関の担当ですが、イスラエルの場合、いち役人が役所内で作られた筋書き通りにプロパガンダを作ってネ ットに送信みたいなことをしているんです。しかし、 ハマスのやり方は劇団ハマスを動員してフェイクな血を流して、女の子が泣いてる場面を流すんです。 YouTuberはそういう阿鼻叫喚の中に入っていってカオスを 作ります。

──現代の諜報戦がどういうものか、プロパガンダとディスインフォメーションの違いがどういうものか が非常によくわかりました。

ジェームズ なぜ、イスラエル=ハマス戦争でイスラエルが悪者になるのか、 というと、それは冷戦時代から続く、ロシアの仕掛けがあり、 諜報戦にレベルの差があったということです。 詳しいことはメルマガでも解説していますので、 興味があればご覧ください。 

 

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