「契約の箱=失われたアーク」が眠る場所とは?CIA極秘文書の衝撃内容!箱を守る謎の“存在”も…

旧約聖書に記され、モーセが神から授かった「十戒」を収めたとされる伝説の箱、「アーク(聖櫃)」。その行方は長らく歴史の謎とされてきたが、なんとアメリカの中央情報局(CIA)が機密解除した文書の中に、その発見を示唆する記述が見つかったというのだ。
この文書は、CIAが1970年代から80年代にかけて行っていたとされる極秘プロジェクト「サンストリーク」に関するものの一部である。このプロジェクトでは、「リモートビューイング(遠隔透視)」と呼ばれる、離れた場所の情報を超感覚的に捉える能力を持つとされる人物を諜報活動に利用しようとしていた。
2000年に機密解除された報告書によると、1988年12月5日に行われた実験で、「リモートビューワー No. 032」と呼ばれる人物に特定の座標が与えられた。ターゲットが何であるかは伏せられたまま、透視が開始された。そして、この人物が描写したのは、まさしく「失われたアーク」と思われる物体だったのである。


遠隔透視が見た「聖櫃」:中東の地下に眠る神秘
リモートビューワー No. 032が見たものは実に具体的だった。「ターゲットは容器で、その中にもう一つの容器が入っている」「木と金、銀で作られ、六つの翼を持つ天使(セラフィムか?)で飾られている」と描写されている。その形状は棺のようであり、「中東のどこか」に隠されているという。周辺ではアラビア語を話す人々がいるとも記されている。
さらに驚くべきことに、その保管場所についても言及されている。「地下にあり、暗く湿っている」「『存在』によって守られており、許可された者以外が開けようとすれば、未知の力によって破壊される」というのだ。しかし、「時が来れば、錠の仕組みはかなり単純であることがわかるだろう」とも付け加えられている。
透視者は、ドーム型のモスクらしき建物や、壁際に並ぶ「ミイラ」とされる人影、車輪、そして「セラディン」とラベル付けされた翼を持つ生き物のスケッチも残している。「死」「禁断」「守護」「恐怖」「破壊」「苦痛」「苦悶」といった、不穏な単語も書き留められていた。



この透視内容が示唆するのは、アークが単なる歴史的遺物ではなく、今なお強力な力と神秘性を帯びている可能性である。しかも、それは我々の知らない「何か」によって厳重に守られているというのだ。
アーク伝説と謎:歴史の彼方へ消えた秘宝の行方
聖書によれば、アークは紀元前13世紀ごろ、エジプトを脱出したイスラエルの民によって作られたとされる。モーセがシナイ山で神から授かった十戒の石板が納められ、エルサレム神殿の最も神聖な場所「至聖所」に安置されていたと考えられている。しかし、紀元前586年にバビロンがエルサレムを破壊した際、アークは歴史から忽然と姿を消してしまう。
その行方については諸説あり、中でも有名なのがエチオピア伝説だ。シバの女王とソロモン王の息子とされるメネリクがエルサレムからアークを持ち出し、エチオピアのアクスムにある教会(シオンの聖マリア教会)に今も保管されているという言い伝えである。第二次世界大戦中に、ある学者がその教会でアークを見たと主張したこともあったが、後にそれはレプリカであったことが判明している。
今回のCIA文書は、アークが中東のどこかに存在することを示唆している。それが真実なのか、それともリモートビューワーの見た幻影なのかは定かではない。しかし、超大国の諜報機関が「超能力」を用いてまでその行方を追っていたという事実は、アークが持つ歴史的・宗教的な重要性、そして人々を惹きつけてやまない神秘性を改めて物語っていると言えるだろう。
失われた聖櫃の謎は、今もなお私たちの好奇心を掻き立て続けているのだ。
参考:Daily Mail Online、ほか
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