【閲覧注意】ナイフで眼球えぐり出し、鉄串が顔貫通…! スーフィー教の奇祭「ウルス祭」がヤバすぎる!=インド
ナイフで自らの眼球をえぐり出す男、鉄串で自らの舌や頬を貫く男――。思わず目を背けたくなる行為に及ぶ男たちの姿をとらえた写真が、英紙「The Daily Mail」などで紹介された。これらの写真は、インド・ラージャスターン州の都市アジュメールで6日間にわたり行われた「ウルス祭」のワンシーンを写したものだ。
ウルス祭はイスラム神秘主義「スーフィー教」の祭りで、スーフィー聖者のムイーヌッディーン・チシュティー師(1141~1236)を称えることを目的とする。ウルス祭参加者のうち、熱狂的なスーフィー教徒は、ムイーヌッディーン・チシュティー廟で行われるパレードに参加し、写真のように自らの身体を傷つける。こうした自傷行為は信仰の証を表すとされる。
スーフィー教は、唯一神アッラーとの合一を目指して清貧行に励む宗派だが、祈りの中に音楽や舞踏を積極的に取り入れている点に特徴がある。イスラム教の他の宗派は、音楽を官能的な快楽をもたらすものとして教義上認めていない場合が多い。一方、スーフィー教は、民族音楽やさまざまな楽器を受容しながら「スーフィー音楽」を発展させてきた。
スーフィー音楽は宗教音楽の枠を超え、文化として世界各地で広がりを見せている。トルコの首都アンカラでは2019年3月11日、大統領主催のコンサートが開催された。このコンサートでは、クラシック音楽に加えてスーフィー音楽もテーマとされ、総勢60名のアーティストによってスーフィー音楽が演奏された。また、インド・デリー出身の歌手、ハーシュディープ・カウアーさんはスーフィーシンガーとして国内で幅広い人気を誇る。カウアーさんはインドの多様な言語で歌い、インド映画業界ボリウッドでも活躍している。
ウルス祭の写真を見ると、スーフィー教に狂信的な宗教のイメージを抱くかもしれない。しかし、彼らの音楽のように、他の宗教や文化とも親和性が高い側面があることも理解しておくべきだろう。
(文=標葉実則)
※無修正の画像はThe Daily Mailにてご覧いただけます。ただし、非常にショッキングな映像なので閲覧注意です。
参考:「The Daily Mail」、「Daily Sabah」、ほか
※当記事は2019年3月の記事を再掲しています。
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