ワシントン航空事故に陰謀論が浮上、ブラックホークの謎 「内部の仕業」との主張も

画像は「Daily Star」より

 ワシントンで発生した航空機事故をめぐり、陰謀論が飛び交っている。一部の主張によれば、この事故は「内部の仕業」だった可能性があるという。事故の詳細が明らかになる中、真相を巡る議論が広がっている。

ワシントンの航空事故とブラックホークの謎

 現地時間の水曜日夜、アメリカン航空5342便がワシントン・ロナルド・レーガン・ナショナル空港でブラックホーク軍用ヘリコプターと衝突し、ポトマック川に墜落した。この事故により、乗客64名のうち40名以上の死亡が確認されており(記事執筆時点)、現在も救助活動が続けられている。

 事故発生の瞬間を捉えた映像には、航空管制官がヘリコプターに対し「PAT25、CRJ(旅客機)が視認できるか?」と問いかける場面が記録されていた。しかし、その警告は遅すぎた。両機は衝突し、空中で大爆発を起こした。

 事故の原因を巡り、SNS上ではさまざまな憶測が飛び交っている。特に注目されているのは、ブラックホークが通常の航空追跡システムを無効化した状態で飛行を行っていたという点だ。これにより事故との関連が疑われている。

UH-60 ブラックホーク 画像は「Wikipedia」より

陰謀論が拡散 「事前に記事が書かれていた」との指摘も

 事故発生後、SNSでは「これは内部の仕業(インサイド・ジョブ)だ」とする陰謀論が急速に拡散した。あるユーザーは、「CNNが事故発生前にワシントンの墜落事故についての記事を公開していた」と主張し、その証拠としてスクリーンショットを投稿した。別のユーザーも「ブラックホークが旅客機に突っ込む?何もおかしくないとでも?」と疑問を投げかけている。

 さらに、「もしヘリが自動操縦可能なら、パイロットを乗っ取ることもできるのではないか?これはエラーに見せかけた内部の仕業か、それともAIによる支配の始まりなのか」といったSFじみた仮説まで飛び出している。中には「軍のブラックホークが訓練飛行をしていたというが、追跡不可能な状態だった。果たしてこれは本当に訓練だったのか?」と軍の説明に疑問を投げかける意見もあった。

 また、「なぜ軍のヘリが民間航空域の近くで暗視飛行をしていたのか?そのせいで60人以上が犠牲になった」として、軍の責任を追及する声も上がっている。

乗客の中にオリンピック選手も?フィギュア界に広がる衝撃

 事故機には、旧ソ連のオリンピックメダリストであるイナ・ヴォリャンスカヤ氏とヴァレリー・スピリドノフ氏のほか、米国フィギュアスケート代表チームのメンバーであるスペンサー・レーン氏も搭乗していたという。レーン氏は、ウィチタで開催された全国開発キャンプに参加した後、ワシントンへ戻る途中だった。

 事故の数時間前、彼はソーシャルメディアに窓側の座席から飛行機の翼を撮影した写真を投稿し、「ICT -> DCA」というキャプションを添えていた。この写真には、多くの人々が心を揺さぶられている。

 フィギュアスケート界は、この悲劇的なニュースに深く動揺している。関係者や連盟は、犠牲者に哀悼の意を表した。

事故の真相解明が急務

 今回の事故は、多くの犠牲者を出した悲劇であると同時に、その背景には不可解な要素も多い。軍用ヘリの飛行状況や航空当局の対応、果ては陰謀論までと明らかにすべき点は山積している。今後の調査が、真相を解明する鍵となるだろう。

参考:Daily Star、ほか

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