ワシントンD.C.近郊で旅客機と軍用ヘリが衝突、ポトマック川に墜落

旅客機と米陸軍ブラックホークヘリが衝突

 2025年1月29日夜(現地時間)、ワシントンD.C.近郊のレーガン・ナショナル空港(DCA)付近で、旅客機と米陸軍のブラックホーク(H-60)ヘリコプターが空中衝突し、旅客機がポトマック川に墜落する事故が発生した。連邦航空局(FAA)と国防当局が明らかにした。

 墜落したのはアメリカン航空5342便で、カンザス州ウィチタからワシントンD.C.へ向かっていた。報道では、飛行機には乗客60人と乗員4人が搭乗していたと報告されている。ホワイトハウスは、軍用ヘリコプターが関与していることを確認している。

現在の状況と救助活動

 DC警察や消防当局によると、現時点では死傷者の確認はされていないものの、救助隊がポトマック川で捜索活動を進めている。地元時間午後8時53分に、航空機事故の通報を受けたという。

 事故を受け、レーガン・ナショナル空港はすべての離着陸を停止し、「緊急対応チームが現場で対応中」と発表した。空港ターミナルは引き続き開放されているという。

政府の対応と関係者の反応

 ホワイトハウスのカロライン・リービット報道官は、ドナルド・トランプ大統領が事故の報告を受けたことを確認。「政府の各機関が協力して救助にあたっている」と述べ、国民に冷静な対応を呼びかけた。

 米国防総省は、事故の詳細な調査を進めている。また、国家運輸安全委員会(NTSB)とFAAが合同で事故原因を調査中であり、詳細は今後明らかになる見込みだ。

 一方で、カンザス州のジェリー・モラン上院議員は、事故に関する情報を収集しているとした上で、「事故に巻き込まれた全員の無事を祈る」とX(旧Twitter)に投稿した。

事故の影響と今後の調査

 事故による影響はレーガン・ナショナル空港だけにとどまらず、米首都圏の空の便に大きな混乱をもたらしている。FAAによると、今回の発表はあくまで暫定的な情報であり、今後の調査で内容が変更される可能性があるという。

 旅客機と軍用ヘリの空中衝突という深刻な事故の原因を究明するため、今後、国家運輸安全委員会(NTSB)とFAAの詳細な調査が行われる予定だ。被害が少ないことを祈りたい。

参考:CNN、ほか

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