“地球外生命体との接触の証拠”か!?9000年前に繁栄していたヴィンチャ文化の謎

画像は「The Ancient Code」より

 セルビアの首都ベオグラード近郊にある新石器時代の遺跡から発掘された2000体を超える謎めいた小像の正体は――。これらは過去に古代人の地を訪れた地球外生命体を表現したものなのだろうか。

■9000年前に繁栄していたヴィンチャ文化の謎

 セルビア・ベオグラードからそれほど遠くない場所にあるビンチャ(Vinca)遺跡は9000年前にもさかのぼる青銅器時代のユニークな文化遺跡であり、さまざまなスタイルの動物や擬人化された小像が発掘されている。その数はなんと2000体以上だ。

 考古学研究では、この地域に住んでいた人類集団がほぼ独力で文明社会を繁栄させ、そこで使用されている音声記号の量から判断して音文字や線文字体系を開発することができたことが検証されている。

 古代メソポタミア文明が勃興する数千年前に栄えていたヴィンチャ文化はほとんどの研究者によって考古学的異常と見なされている。

 この謎めいた文明を研究した多くの考古学者は、この時代錯誤的な文化について納得のいく説明を持っていない。ヴィンチャ文化は同時代のほかの文化よりも抜きん出て進歩していたのである。

 ユニークな陶器や石像は独創的でユニークなものであり、近隣の文化と接触していたにもかかわらず、ヴィンチャの彫刻芸術はこの地域のほかの文化のものと著しく異なっているのも特徴的である。

画像は「The Ancient Code」より

 オルタナティブメディア「Ancient Code」の記事ではヴィンチャ文化は、約9000年前の先史時代の地球外生命体との接触の証拠であることを示唆している。

 大量に発掘された神秘的な小像の最も特徴的な特徴は、三角形の顔、大きなアーモンド形の目、ほとんどの場合存在しない口と鼻で、奇妙なことにバッタなどの昆虫に似ているものもある。これらの描写は典型的なエイリアン種族である“グレイ”に相通じる特徴であるともいえる。また小像の中には半人半爬虫類のハイブリッドな生物である“レプティリアン”を彷彿させるものもある。

 ヴィンチャ文化の文化的、技術的な飛躍は、数千年前には“神”と見なされていた可能性のある地球外生命体の最初の描写であったのだろうか。つまりこの小像が体現しているのは“古代宇宙飛行士”である可能性だ。

 一部の研究者はヴィンチャ文化はほかの惑星または別の次元から来た地球外生命体と人間が接触した最も古い証拠の1つであると考えている。

 そして既知のヒト科のどの人種や種とも明らかに関係がなく類似していないこの小像のヒューマノイドの描写は人類学的観点からは人間とは程遠いという結論に至っている。

画像は「The Ancient Code」より

 世界各地の古代文明の文献や教義には地球外生命体が人類文明を創始したという「古代宇宙飛行士説」に則した高度な文明の存在についての言及がある。これらの存在に関する描写や文献は、世界中のあらゆる文化に見られるのだが、メインストリームの科学は何らかの理由でその事象にはこれまで手を触れてこなかった。しかしこのような“動かぬ証拠”の数々によって無視を押し通せなくなる日はすぐそこまで来ているのかもしれない。

参考:「Ancient Code」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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