死亡宣告された女性が「生き返る」! 葬儀場へ運ばれる途中、遺体袋の中で奇跡の復活

スペイン・マヨルカ島で、病院で死亡宣告を受けた高齢の女性が、自身の葬儀場へ搬送される途中の遺体袋の中で「生き返る」という、にわかには信じがたい出来事が発生した。
搬送中にまさかの「脈拍」確認
女性は健康状態が悪化し、フアン・マルシュ・デ・ブニョーラ病院で医師によって死亡が確認された。その後、遺体は埋葬の準備のため、遺体安置所からパルマ市内にある葬儀場へと搬送されることになった。
しかし、葬儀場のスタッフが準備を進めていたところ、衝撃的な事実を発見する。なんと、遺体袋の中の女性に脈があり、指を動かしていることに気づいたのだ。スタッフは恐怖に襲われたと伝えられている。すぐに救急隊が呼ばれ、女性が生存していることを確認。彼女は急いで元の病院へと搬送された。
女性の現在の容態は不明だが、病院側は、なぜ誤って死亡宣告がなされたのかを究明するため、内部調査を開始している。
世界で相次ぐ「死後の生還」事例
このような「死からの生還」とも言える事例は、これが初めてではない。昨年2月には、グアテマラの総合病院で死亡宣告を受けた若い女性が、遺体安置所の遺体袋の中で動き出すという出来事があった。
この女性は、重度の栄養失調状態で、呼吸も脳活動も見られないと判断され、死亡が宣告されていた。しかし、遺体袋に入れられてから5時間後、突然動き始めたのだ。驚愕した安置所の職員が医師に知らせ、女性は救急治療室に再収容された。懸命な蘇生措置が施されたものの、結局バイタルサイン(生命兆候)は戻らず、二度目の死亡宣告を受けることとなった。病院側は遺族に対し深い哀悼の意を表しているが、死に至った正確な原因は不明なままだ。
2時間のCPRの末に… 16歳少年の「奇跡」
さらに昨年、アメリカ・テキサス州では、16歳のサミー・ベルコさんがロッククライミングジムで心停止を起こし、一度は死亡が確認された。しかし、2時間にわたる懸命な心肺蘇生法(CPR)の末、彼は奇跡的に息を吹き返したのだ。医師は彼を「文字通りの奇跡」と呼んだ。
母親のジェニファーさんは、その時のことをこう語る。「息子に話しかけ始めました。『どれだけ愛しているか、助けられなくてごめんね』と。すると突然、私が祈り始めた時、夫が『大変だ、彼が動いている!』と言ったのです」。彼らは3年前に別の息子フランキーを亡くすという悲劇を経験しており、サミーの生還はまさに奇跡だった。
また、昨年6月にはエクアドルで、ベラ・モントージャ・カストロさん(76歳)が病院で死亡宣告を受けた後、自身の葬儀の最中に棺の中で生き返るという驚愕の出来事も起きている。棺に花を手向けていた参列者が、中から物音がするのに気づき、それがベラさん本人であると判明したという。

日本国内で死亡宣告された後に生き返った事例として広く知られているのが、天文家・木内鶴彦氏の体験である。22歳の時、上腸間膜動脈性十二指腸閉塞という極めて稀な疾患により意識を失い、医師から死亡と判断された。しかし約30分後、心拍と呼吸が再開し、奇跡的に蘇生した。この体験は医学的にも記録されており、本人の著作や講演でも詳細に語られている。
これらの事例は、非常に稀ではあるものの、人間の生死の判定がいかに難しいかを示唆している。医療技術が進歩した現代においても、「死」の定義や判定には曖昧さが残る場合があるのかもしれない。病院での死亡宣告の後、生き返る人々。その背景には、まだ解明されていない医学的な謎や、あるいは我々の理解を超える何かが存在するのだろうか。今回のマヨルカ島での出来事は、生命の神秘と医療の限界について、改めて考えさせられるものとなった。
生と死の境界線は、我々が思うよりも曖昧なのかもしれない。
参考:Daily Star、ほか
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2024.10.02 20:00心霊死亡宣告された女性が「生き返る」! 葬儀場へ運ばれる途中、遺体袋の中で奇跡の復活のページです。復活、死亡、蘇生、生還などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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