100年前の専門家たちは「2026年」をどう予測していたのか?

100年前の専門家たちは「2026年」をどう予測していたのか?の画像1
イメージ画像 Created with AI image generation

 今から約100年前の1926年、未来学者たちは2026年の世界がどのようになっているか、大胆な予測を行っていた。彼らの想像力は、技術の進歩から社会構造の変化まで、驚くほど広範囲に及んでいた。今振り返ると、見事に的中したものもあれば、的外れで思わず笑ってしまうようなものもある。2026年という未来がついに現実になろうとしている今、100年前の予言の答え合わせをしてみよう。

科学がもたらすユートピアとディストピア

 科学ライターのデビッド・ディーツは、人類の未来について2つのシナリオを提示していた。「科学が勝利すれば、幸福で豊かな世界になるが、敗北すれば、人口過剰で飢餓に苦しむ不幸な世界になる」と予測した。彼は世界人口が2026年には50億人に達すると予想したが、実際には80億人を超えている。

 ディーツの描いた「ネガティブな2026年」では、すべての土地が耕作され、北極圏でトナカイが飼育され、移民が禁止されるほど過密な世界だった。一方で「ポジティブな2026年」では、食料は工場で生産され、農業は趣味となり、太陽エネルギーが活用されると予測していた。興味深いことに、大都市は過去のものとなり、人々は地方都市に分散して暮らすとも考えていた。

テクノロジーが生む新たな生活様式

 イギリスの科学者アーチボルド・M・ロウは、未来の朝のルーチンを具体的に描写した。ボタン一つで服が用意され、機械が髭を剃り、靴を磨く。朝食はチューブから濃厚な流動食を摂取し、壁に埋め込まれた小さなスクリーンで、ロンドンやバグダッドといった世界各地のニュースを瞬時に切り替えて見ることができると予想した。彼はまた、人間が手足を使わなくなり、機械を操る「巨大な脳」だけの存在になることを危惧していた。

100年前の専門家たちは「2026年」をどう予測していたのか?の画像2
イメージ画像 Created with AI image generation

 また、メリーランド大学のアーサー・G・マッコール教授は、人口増加により食糧不足が深刻化し、2026年には全員がベジタリアンになると予測した。現実にはアメリカの人口は3億4000万人を超えているが、ベジタリアンの割合は約5%にとどまっている。

結婚と社会の変化に関する大胆な予言

 社会学者や作家たちは、結婚や男女関係についてもユニークな予測を残している。ある作家は、夫婦が隣同士の別々の家に住み、招待し合って会うことで「威厳ある距離感」を保つと予想した。また、結婚が「企業の合併」のようになり、法的な契約として扱われるという見方もあった。

 さらに大胆な予測として、牧師のフランク・クレーンは「女性が政治の主導権を握り、戦争は過去のものとなり、教師が地域で最も高給取りで尊敬される職業になる」と語った。残念ながら戦争や教師の待遇については現実とかけ離れているが、女性の社会進出に関しては予言が的中している部分もあるだろう。

100年前の専門家たちは「2026年」をどう予測していたのか?の画像3
イメージ画像 Created with AI image generation

答え合わせの結果は?

 禁酒法が100年後も続いているという予測や、平均寿命が100歳を超えるという楽観的な見通しなど、外れた予言も多い。しかし、太陽エネルギーの活用や、スクリーンでニュースを見るという技術的な予測は見事に的中している。

 100年前の人々が夢見た2026年は、今の私たちにとって当たり前の日常もあれば、まだ到達できていない理想も含まれている。彼らの想像力は、私たちが次の100年をどう描くべきか、ヒントを与えてくれているのかもしれない。

参考:Akron Beacon Journal、ほか

関連キーワード:,
TOCANA編集部

TOCANA/トカナ|UFO、UMA、心霊、予言など好奇心を刺激するオカルトニュースメディア
Twitter: @DailyTocana
Instagram: tocanagram
Facebook: tocana.web
YouTube: TOCANAチャンネル

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

100年前の専門家たちは「2026年」をどう予測していたのか?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで