2075年までに人類は“未知との遭遇”を果たす!? 科学者が断言するエイリアン発見の未来

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 宇宙に我々以外の知的生命体は存在するのか。この人類最大の問いに対し、英国の著名な宇宙科学者マギー・アデリン=ポコック博士が力強い答えを返している。彼女は「宇宙に生命が存在することを完全に確信している」と述べ、さらに今後50年以内、具体的には2075年までに他の惑星で生命が発見されるだろうと予測した。

確信の根拠は「数の論理」

 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で物理学と天文学を教えるアデリン=ポコック博士は、この確信の理由を「数のゲーム」にあると語る。

「全宇宙には約2000億個の銀河が存在します。天の川銀河だけでも3000億個の星があり、その周りを惑星が回っています。これほど多くの星や惑星がある中で、生命が地球にしか存在しないと考える方が不自然です」

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マギー・アデリン=ポコック博士 画像は「Daily Mail Online」より

 この考え方は1961年にフランク・ドレイクが提唱した「ドレイクの方程式」にも通じるもので、広大な宇宙において生命が誕生する確率は決して低くないという科学的見解に基づいている。

すでに見え始めた「生命の兆候」

 実際、科学者たちはすでにその兆候を掴みつつある。例えば、地球から124光年離れた系外惑星「K2-18b」では、生命活動によってのみ生成される可能性が高い分子が大気中から検出された。この惑星は海に覆われ、生命に満ち溢れている可能性があるという。

 また、NASAの火星探査車「パーサヴィアランス」も、太古の火星に微生物が存在した可能性を示す化学的痕跡を発見している。こうした「具体的な証拠」が積み重なることで、発見のXデーは着実に近づいているのだ。

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画像は「Daily Mail Online」より

エイリアンは「ヘドロ」か、それとも「超知能」か

 では、発見されるエイリアンはどのような姿をしているのだろうか。博士は「灰色のヘドロ(微生物のような単純な生命体)」である可能性が最も高いとしつつも、より高度な文明を持つ存在との遭遇も否定しない。

「進化し、コミュニケーションが取れる何かがいるかもしれません。彼らのテクノロジーは私たちよりもはるかに優れている可能性があります」と彼女は語る。さらに、「月の裏側からエイリアンが私たちを見つめ、『早く成長してくれ』と願っているというアイデアも素敵ですね」とロマンチックな想像も膨らませている。

接触には細心の注意を

 しかし、もし生命を発見したとしても、その取り扱いには慎重さが求められる。「いかなる生命体であっても、完全に隔離する必要があります。人間と接触させてはいけません」と博士は警告する。未知の病原体や生態系への影響など、リスクは計り知れないからだ。

 彼女の夢は火星で隠居生活を送ることだという。「SFはいつか科学的事実になります。宇宙から地球を見れば国境はありません。宇宙は私たちが一つになるための道かもしれません」

 2075年、人類は孤独な存在ではなくなるのか。その答えが出るまで、あと半世紀だ。

参考:Daily Mail Online、ほか

TOCANA編集部

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