ロズウェル事件に新展開！ 未公開音声が暴く軍内部の「情報隠し」と「モーグル計画」真相は…

• 
• Xでポスト
• 

　UFO史上で最も有名かつ物議を醸す「ロズウェル事件」。1947年にアメリカ・ニューメキシコ州ロズウェル近郊で墜落したとされる謎の物体を巡り、「墜落したのはエイリアンの宇宙船だった」「米軍がその事実を隠蔽している」といった説が長年囁かれてきた。

　そんな中、事件の鍵を握る人物の未公開インタビュー音声が発見され、UFOコミュニティに衝撃が走っている。この新証拠は事件の真相解明に繋がるのか？ それとも、さらなる謎を呼ぶのだろうか？

発見された物理学者のインタビュー音声

　この新証拠を発見し、X（旧Twitter）で最初に公開したのは、未解明現象を追うアカウント「@ATUnexplained」だ。アメリカ国立公文書館から公開された資料の中に、これまで知られていなかった物理学者チャールズ・B・ムーア氏のインタビュー音声の一部が含まれていたのである。ムーア氏は、ロズウェル事件の真相として米軍が後に発表した「モーグル計画」に関わっていた重要人物だ。

🚨 BREAKING: 1994 Roswell Audio Reveals Covert Efforts to Evade UFO Disclosure Laws (FOIA) ‼️

A newly released audio-only recording from June 8, 1994, captures the U.S. Air Force interviewing Professor Charles B. Moore—physicist and meteorologist who played a key role in… pic.twitter.com/fyDhEKYba9

— All Things Unexplained (@ATUnexplained) April 25, 2025

　音声は約3時間に及び、ムーア氏がモーグル計画（高高度気球を用いてソ連の核実験を監視する極秘プロジェクト）に関する詳細と、ロズウェル事件との関連について語っている。この音声はその後、ポッドキャスト番組「Vetted」でも取り上げられ、その内容が持つ意味についてさらに深い議論が交わされた。

「記録外」文書の存在と情報隠蔽の実態

　特に注目を集めたのは、4番目の音声の19分59秒から始まる約1分半の会話だ。ここでムーア氏は、ロズウェル事件に関連する文書が、米空軍のマルセラス・ダフィ大佐の自宅地下室にある木箱の中に、「off record（記録外）」、つまり公式記録に残されない形で保管されている、と述べているのだ。

「ダフィ大佐が掘り起こしたもので、彼はそれらが他のUFO愛好家たちの手に渡らないようにしたがっている」とムーア氏は語る。さらに、これらの情報がFOIA（情報公開法）を通じて公になるのを避けるための意図的な動きがあったことも認めている。当時のウィーバー大佐が、資料が公にならないよう、私的なルートで情報伝達を手配すると約束した、とムーア氏は証言している。

　しかし、この情報隠蔽の動機は、地球外生命体の存在を隠すといった壮大な陰謀ではなかったようだ。ムーア氏の話によれば、主な懸念はモーグル計画に関連する文書の機密性を守ること、そしてダフィ大佐のような関係者の雇用や評判を守ることにあったという。つまり、官僚的、あるいは組織防衛的な利害に基づいた行動であり、大規模な悪意ある陰謀の一部ではなかった可能性が高い。

　ムーア氏はまた、デイブ・アトラス氏のメモを引用し、ダフィ大佐が「機密扱いではない文書で満たされた木箱」を地下室に保管していたとも述べている。技術的には秘密文書ではないものの、非公式な形で保管されていたことは、公的なアクセスを困難にし、1947年の出来事に関する完全な解明を妨げていたことを示唆している。

やはり墜落物体は「気球」だったのか？

　一方で、ロズウェル事件がエイリアンの宇宙船の墜落だったという説を期待する人々にとって、このインタビュー音声の全体的な内容は「冷や水」となるかもしれない。ムーア氏は会話全体を通して、マック・ブラゼル氏の牧場で発見された残骸は、モーグル計画で使用された気球の部品と完全に一致すると一貫して主張しているのだ。

　彼は、バルサ材、アルミ箔、そして（玩具工場から提供された）模様付きのテープといった材料が、回収された破片の奇妙な外観を説明できると詳細に述べている。また、現場を調査するために派遣された軍諜報員のシェリダン・キャヴィット氏が、その場でそれが気象観測用気球か、それに非常に近いものであると特定したとも言及している。

　ロズウェル事件がUFO騒動へと発展した原因について問われたムーア氏は、地元の報道機関によるセンセーショナリズム、秘密計画を守ろうとする軍の試み、そして地域で起きた無関係な事故（B-29爆撃機の相次ぐ墜落など）といった要因が複合的に絡み合った結果だと説明している。彼の会話の中には、当時の地球上の技術では説明できない現象に言及する部分は、一切見当たらない。

　このインタビューは、米国会計検査院（GAO）によるロズウェル事件調査の一環として行われたものであり、その目的はまさにモーグル計画説の妥当性を検証することだった。ムーア氏の証言は、終始一貫してその説明を技術的に補強するものとなっている。

「隠蔽」はあった、しかし…

　今回発見された音声は、重要な文書が必ずしも巨大な「ディープステート」のような存在の命令によってではなく、個人の小さな利害や恐怖、職業上の懸念によって公的記録から外され得るという、稀な実例を示している。

「隠蔽」は確かに存在した。しかし、それは地球外からの訪問者を隠すための陰謀の一部としてではなく、国家安全保障上の作戦と、結局のところは個人のキャリアを守るためだった、というのがこの音声から読み取れる最も妥当な解釈だろう。

　これらの新証拠は、ロズウェル事件の背後にある複雑な現実、すなわち宇宙的な隠蔽工作というよりは、軍事機密、官僚主義、そして個人的利害が絡み合った、極めて人間的な物語を解き明かす助けとなる。

　しかしもちろん、完全な情報公開がない限り、そしてアメリカ国立公文書館でさえ、この種の記録を未だにUFO/UAPに関する情報開示の対象外としている現状では、UFO愛好家たちの疑念が完全に晴れることはないだろう。

　ロズウェル事件の真相が完全に語られる日は来るのだろうか。

参考：Portal Vigília、ほか

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

関連記事

• 

  レンデルシャムの森事件で「6機のUFOが着陸」、1機は回収された！？元警察官が示す新証拠とは

• 

  “人類の先祖はスターピープル” 米先住民の伝説は本当だった！？親子3代の宇宙人交流、ロズウェルに繋がる秘密も

• 

  アインシュタインは「ロズウェル事件」に関与していた！？宇宙船と遺体が保管された格納庫で…

• 

  “貴州UFO事件”の闇が未だにヤバイ！政府が正式調査した中国版ロズウェル事件！ 空軍もUFOを認め…