伝説のユニコーンか、ただの奇形か? 聖地で発見された“一本角の頭蓋骨”、地元のパブで“飲み放題ビール”と交換されてしまう

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画像は「Coast to Coast AM」より

 イギリスのコーンウォールで休暇を過ごしていたカナダ人の一家が、伝説の生き物「ユニコーン」を思わせる驚くべき遺物を発見し、話題となっている。

 発見したのは、ジョン・グッドウィン氏の一家。アーサー王伝説にゆかりの深い、神秘的な場所として知られるセント・ネクタンズ・グレンを散策していたときのことだ。彼の娘が、苔むした土手から何かが突き出ているのを見つけたという。

聖なる森での奇妙な発見

 最初はただの木の根だと思ったグッドウィン氏だったが、掘り起こしてみて驚いた。それはずっしりと重い頭蓋骨で、額からは骨のような突起が一本だけ生えていたのだ。「最初は鹿か何かだと思ったんですが、角が一本しかないことに気づいたんです」と彼は語る。

 しかし、彼の祖母だけは他の家族のように興奮してはいなかった。むしろ、何か神聖なものを邪魔してしまったかのように、すぐに不安な気持ちになったという。「おばあちゃんは『これを持ち去るのは良くない気がする』と言っていました」とグッドウィン氏は振り返る。

専門家は「奇形の動物」と一蹴

 好奇心に駆られた一家は、答えを求めて近くの町ボスカッスルにある「魔術博物館」へと頭蓋骨を持ち込んだ。しかし、そこで待っていたのは、期待外れの対応だった。

 博物館のスタッフは、その頭蓋骨を「奇形の動物」だと一蹴したという。「あそこの男は少し偉そうな感じでしたね」とグッドウィン氏は思い返す。「一瞥して顔をしかめ、『魔法の品じゃないね』と言われました」

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イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

伝説のユニコーンか? 驚きの結末

 誰かのイタズラで置かれた可能性も認めつつも、グッドウィン氏の祖母は、その頭蓋骨がアーサー王伝説に登場する偉大な魔法使いマーリンが「バドン山の戦い」で乗っていたユニコーンのものであると信じているという。

 では、その伝説の生き物かもしれない頭蓋骨は、今どこにあるのだろうか。

 グッドウィン氏は、カナダまで持ち帰るのは税関で問題になるだろうと考えた末、なんと地元のパブで「飲み放題のビール」と交換してしまったというのだ。「さすがに税関は通せないだろうと判断しました」と彼は明かしている。聖なる遺物かもしれない頭蓋骨の行方は、ビールの泡と共に消えてしまったようだ。

参考:Coast to Coast AM、ほか

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