“モテるために脚の骨を切断”する「短足手術」の恐怖… 神経損傷のリスクを冒してでも手に入れたい“可愛さ”の代償とは

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　小さく可愛らしい存在でいたいと、脚を短くする“短足手術”を受ける女性たちが増えてきているという――。

■モテるために“短足手術”を受ける女性たち

　一部の男性の間では脚を伸ばす手術に注目が集まっている一方、背の高い女性の中には手足の短縮手術を受ける者もいることが報じられている。その理由はもちろん、より良い恋人を見つけるためである。

　トルコ・イスタンブールでは、この物議を醸す骨短縮手術（Osteoshortening surgery ）を、手術費から入院費に加え、無料の市内観光、レストランでの食事、さらにはボートツアーまで含まれた魅力的な医療パッケージツアーとして提供するクリニックが増えているという。

　アンバランスな四肢の長さを矯正するための医療目的で考案された骨短縮手術だが、一種の美容整形として小柄な体型になりたい女性たちの間で人気が高まっているという。美容目的の“短足手術”を検討する女性が増えているのだ。

　骨短縮手術では、患者の脚の骨を切断し、大腿骨の一部を切除した後、金属棒で骨を固定する。トルコのある医師によれば、大腿骨を最大5.5cm、ふくらはぎを最大3cm短縮できるという。

　一方で専門家によると、この手術を受ける患者は、耐え難い痛み、長い回復期間、そして筋力低下や運動機能喪失につながる可能性のある不可逆的な神経損傷を覚悟する必要があるとのことだ。また感染症、骨癒合の遅延、さらには骨癒合不全（骨折が治癒しない状態）が発生する可能性もあるという。

　骨短縮手術には深刻なリスクが伴うにもかかわらず、データによると、美容目的や恋人を見つける可能性を高めるために手術を受ける女性が増加していることが明らかになっている。

　男性は自分より背の高い女性に抵抗を感じているとして、背が高いと恋人を見つける可能性が低くなると真剣に悩む女性もいるということだ。

　イスタンブールのある病院は、2023年以降に骨短縮手術を10件実施したと英タブロイド紙「Daily Mail」オンライン版に話している。

　民族や人種にもよるが、一説では一般的な女性が理想としている身長は161～165cmが多く、次いで156～160cmが人気と言われている。 この身長を望む主な理由の一つにファッションの選択肢が広がることがあげられるが、もちろん“モテ”のための理想でもあるだろう。

　しかし高身長女性が好きな男性も確実にいるのだから、背の高さをコンプレックスに感じる必要はまったくないと思えるがいかがだろうか。いずれにせよ美容目的の手術について慎重過ぎることはない。

参考：「Oddity Central」ほか

文＝仲田しんじ

仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター　@nakata66shinji

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