身長を23cm伸ばすために自らの足を折った男、驚きの手術とは

画像は「 UNILAD 」より

 身長を伸ばすために、自らの骨を折る——そんな驚くべき手術を受けた男性が話題となっている。23歳のレオン(仮名)は、身長を192cmまで伸ばすために、極端な方法を選んだ。その過程をTikTokで公開し、視聴者の関心を集めている。

■ 身長を伸ばす「骨延長手術」とは

 レオンが選んだのは「骨延長手術(Limb Lengthening Surgery)」の一種で、特に「LON法(外部固定器を用いた骨延長術)」という手法が採用された。この手術では、大腿骨(太ももの骨)を意図的に骨折させ、金属製のピンやロッドを埋め込み、外部のネジを調整しながら徐々に骨を伸ばしていく。

 毎日ネジを少しずつ回すことで、1日に約1mmずつ骨が引き伸ばされ、自然に再生されるのを待つ。例えるなら、歯の矯正装置のようなものだが、対象は脚全体であり、伴う痛みは想像を絶するものだという。

■ 苦痛の先に待つもの

 レオンの手術は2023年に開始され、当初の身長は171cmだった。まずは大腿骨を10.5cm伸ばすことに成功し、182cmに到達。その後の経過観察とリハビリを経て、現在の身長は184cmにまで達している。

 しかし、彼の目標はさらに高く、最終的には脛骨(すねの骨)を延長することで195cmを目指しているという。

 手術後のリハビリは想像以上に過酷だ。彼は動画の中で、術後50日が経過してもまだまともに歩くことができず、松葉杖を使って慎重に移動している姿を見せた。また、リハビリは数か月から1年以上に及ぶこともあり、忍耐力が求められる。

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■骨延長手術の人気とリスク

 近年、骨延長手術は男性を中心に人気が高まりつつある。特に180cm以上の身長を望む人々の間で需要が増えており、一部の美容整形外科では「身長整形」という新しいカテゴリーとして提供されている。

 この手術に用いられる「Betzboneシステム」は、理論上、大腿骨で最大12.3cm、脛骨で最大10cmの延長が可能とされる。ただし、医師は「体のバランスを考慮し、適切な長さで止めることが重要だ」と注意を促している。

 また、手術には多くのリスクが伴う。感染症、骨のずれ、慢性的な痛み、神経損傷などが発生する可能性がある。回復期間も6か月から1年以上かかるため、慎重な判断が求められる。

画像は「TikTok」より

■美容整形の新たな潮流?

 レオンのケースは、身長へのコンプレックスがいかに強い動機となるかを示している。一部の視聴者からは「勇気ある決断」と称賛される一方で、「そこまでして身長を伸ばす意味はあるのか?」と疑問を投げかける声もある。

 美容整形が進化する中で、自己の理想像を追求するための手段も多様化している。しかし、身体への負担やリスクを考慮した上で、慎重に判断することが重要だろう。

 レオンの旅はまだ終わっていない。彼が195cmという目標を達成するのか、そしてその過程でどのような困難が待ち受けているのか、多くの人が注目している。

参考:Misterios do MundoTikTok、ほか

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