突然顔面が変形&巨大化する「ライオン病」が恐すぎる! 放置で失明、呼吸もできず… 現代医療がさじを投げた奇病患者の苦悩=インド
原因が解明できず治療法も見つかっていない病はこれまでにもトカナで多数紹介してきたが、今回新たにご覧いただくのは10月9日付の「Daily Mail」が報じた世界でも極めて稀で特異な病だ。
■ある日突然、痛みと共に顔が変わり始める!
今世紀中の医療進歩でも完治は難しいのでは、と言われるほどの難病に侵された人物、それはインド南部のタミルナードゥ州出身の男性、スレシュさん(41歳)。彼は18歳で発症してから23年もの間、過酷な症状と共に生きてきたのだ。
スレシュさんは頭部の骨が異常に大きくなる症状が特徴の「ライオン病」を患っている。彼の顎は痛みを伴いながら腫れ上がり、頬骨は大きく横に突き出し、一目で見て彼の体内で何かが起きていると思わせる状態だった。その症状である、頬骨の突出によりスレシュさんの目元は深く窪み、鼻筋も極めて小さく見えるようになってしまった。
絶望に打ちひしがれたスレシュさんを救ったのは彼の出身地からそう遠くない、同州カンニヤ―クマリ県ナーガルコーイルの医師スニル・リチャードソン氏だ。リチャードソン医師はスレシュさんについて「彼はこれまでに治療法を求めて異なる町へ多くの外科医を訪ねましたが、どの医師も症状の進行を遅らせることしかできませんでした。彼は我々の頭蓋顔面治療について偶然にも他の患者から聞き、やって来たのです」と語る。
経済的に苦しいスレシュさんに対し、リチャードソン医師は薬代以外は全て無料で提供し、手術の際も顔に大きな傷が残らないようにと細心の注意を払った。スレシュさんは集中治療室も含めて10日間の入院期間を経て、まるで別人のような容貌となった。
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