“世界一の頬骨”を目指して美容整形を繰り返す「バービーボーイ」が歩む過激な美の道

整形手術に人生を捧げた男
「バービーボーイ」の異名を取るドイツのパトリック・マスト氏(30歳)は、まるで人形のような顔立ちで世界中の注目を集めている人物だ。彼の最大の特徴は、まさに“彫刻のよう”と表現される頬骨。鋭く突き出たそのラインは、まるでガラスすら切れそうなほどに鋭く整えられており、今なお進化を続けている。
彼が“世界で最も大きな頬骨を持つ男”を目指して整形手術を始めたのは14歳のころ。18歳で初めて鼻の整形を受けて以降、すでに100回以上の施術を経験し、かけた費用は約1000万円以上にのぼるという。
月額約30万円の美容投資と止まらぬ施術
「毎月約30万円(2000ユーロ)かけてヒアルロン酸やボトックスの注射を受けています。理想の見た目に近づけるためなら惜しくない」とパトリック氏は語る。これまでに経験した施術は、リップリフト(唇の引き上げ)を2回、フェイスリフト、眉間やあごへのフィラー注入、完璧な笑顔を演出するためのセラミック製の歯の装着、全身のレーザー脱毛など多岐にわたる。
彼の“トレードマーク”ともいえる巨大な頬骨は、数年をかけて戦略的にフィラーを注入することで形成されてきたものだ。痛みも伴うが、「この形を保つためには必要なリスクだ」と話す。また、今後の予定としてはヒップのインプラント手術や、生え際の修正を目的とした円形の植毛手術も検討しているという。


批判と偏見を乗り越えて
その見た目はまさに賛否両論を巻き起こしており、SNSでは「自転車のサドルのような顔」「ホラー映画のキャラクターみたい」といった心ないコメントも多数寄せられる。しかし、パトリック氏はそのすべてを想定していたと語り、批判に動じることはない。「こうなると決めたときから覚悟していた。これは自分の理想に近づくための選択で、まったく後悔はしていない」
むしろ、極端なルックスは一部の人々にとって“フェティッシュの対象”となっており、彼自身も「自分は“生きたセックスドール”のように見られている」と自嘲気味に語りつつも、「それもまた自分が選んだ道の一部だ」と受け入れている。
“なりたい自分になる”という美学
彼の変貌は単なる整形マニアの狂気ではなく、自分の理想像に忠実であろうとする意志の表れである。本人曰く、「5年前までは鏡を見るのが嫌だった。でも今は自分の姿に誇りを持てている」

有名人との比較も度々話題となり、中には「クロエ・グレース・モレッツに似ている」という声もあるが、彼は「彼女の顔は美しいが、ナチュラルすぎる」と語る。あくまで、自身の顔が唯一無二の存在であることにこだわりを持っているのだ。
「美の基準は時代と共に変わる。だからこそ、流行を追うのではなく“自分自身の理想像”を追い求めるべきだ」と彼は語る。そして、これから美容整形を考えている人々へ向けて、「すべての施術にはリスクがあることを知ってほしい。何より大事なのは、“他人のためではなく自分のためにやること”だ」とメッセージを送っている。
パトリック・マスト氏の挑戦は、現代における“自己表現としての美”の新しい在り方を映し出しているのかもしれない。
参考:Daily Star、ほか
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2024.10.02 20:00心霊“世界一の頬骨”を目指して美容整形を繰り返す「バービーボーイ」が歩む過激な美の道のページです。美容整形、ボトックス、バービー、フィラーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで