毎日“1万キロカロリー”を食べ続けたインフルエンサー、30歳で急死…「激太りしてから痩せる」企画の悲劇的な結末

ロシアのインフルエンサー、ドミトリー・ヌヤンジン氏(30歳)が、自らの体を実験台にした過激な「フードマラソン」の末に急死した。
彼は自身のダイエット講座を宣伝するため、「短期間で激太りしてから急速に痩せる」という危険なプロジェクトを実行していた。1日1万キロカロリーを摂取し続けるという常軌を逸した挑戦は、あまりにも悲劇的な結末を迎えることとなった。
1日1万キロカロリー:狂気的な増量メニュー
数週間にわたり、ドミトリー氏は毎日約1万キロカロリーを胃に詰め込み続けた。その内容は見る者を驚愕させるものだ。丸ごとのピザ、巨大なハンバーガー、マヨネーズをたっぷりかけた数百グラムのゆで団子、袋単位のスナック菓子、そして大量のケーキやスイーツ。
4万3000人以上のフォロワーに向けて、彼はその食事風景を動画で公開していた。「朝食には皿いっぱいのスイーツとケーキ半分を食べる」と語り、昼食には「普段は800グラムの団子をマヨネーズで食べる」と明かしていた。夕食もピザ2枚か特大バーガーで、その合間にも絶えず高カロリーな間食を続けていたのだ。
命懸けのマーケティング戦略
この無謀な行為は、彼自身のダイエットプログラムを売るための「ショーケース」だった。太った後に劇的に痩せてみせることで、そのメソッドの効果を証明しようとしたのである。
10月末には、フォロワーに向けてプログラムの開始を宣言し、参加者に賞金を用意するなど大々的なキャンペーンを展開していた。さらに、「体重100kg以上の人が新年までに10%減量できれば現金を支払う」という追加のインセンティブまで提示し、企画を盛り上げようとしていた。

体調の急変と孤独な最期
挑戦開始時、92kgだった体重は11月中旬には105kgまで急増した。しかし、急激な体重増加に体は悲鳴を上げていた。
亡くなる数日前、ドミトリー氏は友人に「気分が悪い」と訴え、自身のクライアントとのトレーニングセッションをキャンセルしていた。「医者に行くつもりだ」と話していたが、受診する前にその時は訪れてしまった。
関係者の証言によると、彼は就寝中に心不全を起こし、翌日ベッドで亡くなっているところを発見された。救助を呼ぶこともできず、孤独な最期だったという。オリンピック予備校や国立フィットネス大学で学んだ経歴を持つフィットネスのプロでありながら、彼は自らの企画によって命を落とすことになった。
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最後の言葉「私は望み、そして手に入れた」
皮肉なことに、彼の最後のSNS投稿は、スナック菓子を食べながら増量した体を誇示する動画だった。そこに添えられた言葉は「私は望み、そして手に入れた」。
正確な死因はまだ公表されていないが、この事件はネット上の注目とビジネスの成功を追い求めるあまり、健康と命を危険に晒すことの愚かさを残酷な形で示している。そして、極端なダイエットや急激な体重変動がもたらすリスクについて、改めて議論を呼んでいる。
彼は望み通り体重を増やしたが、それを減らすための未来までは手に入れることができなかった。何事も「ほどほど」が一番。無理をして手に入れた数字よりも、健やかに続く毎日こそが、本当の財産なのかもしれない。
参考:Mistérios do Mundo、ほか
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