2万人以上が消えた「アラスカ・トライアングル」ヘイズ山の地下に眠る“何か”を議員が警告

2万人以上が消えた「アラスカ・トライアングル」ヘイズ山の地下に眠る“何か”を議員が警告の画像1
イメージ画像 Created with AI image generation

 アラスカのヘイズ山で何が起こっているのか――。米下院議員も言及したというヘイズ山についての疑念が再燃しているようだ。

■米下院議員がヘイズ山の謎に言及

 米下院監視委員会およびUAP議員連盟の会員であるミズーリ州選出のエリック・バーリソン議員が12月18日、プライベート用のXアカウント「Eric Burlison」で「アラスカのヘイズ山では何が起こっているんでしょうか?(What’s going on at Mt. Hayes in Alaska?)」とツィートしたことで、ヘイズ山(Mount Hayes)にあらためて注目が集まっているようだ。

 米アラスカ州東部アラスカ山脈にあるヘイズ山はかねてから多くの失踪事件が起きている。超常現象メディア「Above The Norm News」によれば、経験豊富なパイロット、熟練のハンター、漁師、そして航空機全体を含む数千人がこの地域内で行方不明になっているという。

 最も多く引用される事例の一つは1950年、44人を乗せた軍用輸送機がアラスカ定期飛行中に消息を絶った事件だ。大規模な捜索活動にもかかわらず、機体の残骸も乗組員の遺体も発見されていない。

 ヘイズ山付近で発生する失踪事件は「アラスカ・トライアングル」と呼ばれる謎とも結びつけられている。この地域は、多数の行方不明者と航空機の失踪で知られており、その原因として峻険な地形、磁気異常、クマなどの凶暴な野生動物、そしてUFOの活動の可能性など、さまざまな説が浮上している。

2万人以上が消えた「アラスカ・トライアングル」ヘイズ山の地下に眠る“何か”を議員が警告の画像2
ヘイズ山 By Dan Battle BrookFlickr: Mount Hayes, CC BY 2.0, Link

 1972年には下院多数党院内総務のヘイル・ボッグス氏と下院議員のニック・ベギッチ氏という2人の著名な政治家が、補佐官のラッセル・ブラウン氏、パイロットのドン・ジョンズ氏とともに、セスナ機でアンカレッジからジュノーへ戻る途中、この「アラスカ・トライアングル」で謎の失踪を遂げている。

 39日間にわたる徹底的な捜索活動には、400機の航空機、SR-71戦闘機、沿岸警備隊の12隻を含む数十隻の船舶が投入されたが何も発見されていない。

 ヘイズ山の近くを飛行していた多くのパイロットは、山の斜面近くに奇妙な光が現れたと述べている。時には雲の下に現れ、時には垂直に上昇したという。複数のパイロットが、光を目撃した直後に、コンパスのずれ、無線干渉、一時的な状況認識の喪失など、計器の異常を報告し、場合によってはレーダー反応が短時間起きた後、すぐに完全に消えたというケースもある。

 ヘイズ山の麓付近で活動していたハンターやハイカーたちは、突然周囲の静寂が訪れ、平穏というより不自然な感覚を覚えたと述べている。風は止み、昆虫の姿は消え、野生動物の鳴き声も途切れ、その後に方向感覚が失われるという。動くことや話すことが困難になったという者もいれば、数分から数時間にわたる記憶の空白状態を訴える者もいる。そしてこの地域に迷い込んだ多くの人々は二度と姿を見せないのだ。

2万人以上が消えた「アラスカ・トライアングル」ヘイズ山の地下に眠る“何か”を議員が警告の画像3
イメージ画像 Created with AI image generation

 失踪説と並行して、その地下への疑惑もある。ヘイズ山は数十年にわたり、地下深くに施設が存在するという噂が絶えず、地下に広大な空間があるという説や、山の一部が空洞になっているという説もある。またアラスカ州には極秘の深層地下施設が存在するという噂も繰り返し言及されている。奇妙な光を放つ物体はこの地下施設へ出入りしているのだろうか。

 1970年代以降、このヘイズ山一帯で2万人以上が行方不明となっており、人を拒む険しい荒野、数多く生息する獰猛な野生動物、磁気異常、そして不気味な光を放つUFO現象が組み合わさり、これらの失踪事件の謎を深めている。

 バーリソン議員はヘイズ山のどこに疑いを持っているのだろうか。それとも何かを知っているのか。そして今後この場所で何が起こるのか不吉でしかない。

参考:「Above The Norm News」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

仲田しんじの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

2万人以上が消えた「アラスカ・トライアングル」ヘイズ山の地下に眠る“何か”を議員が警告のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング11:35更新