「世界は1996年に終わっていた」 200年前の聖書が示す人類史6000年のタイムラインと、現在の正体

聖書的な“終末”はすでに訪れているのか――。1818年に出版された聖書によれば、1996年からすでにこの世界は終わっているのだという。
■今の世は終末なのか新時代なのか
インフルエンサーのカイラ・ホジンス氏がインスタグラムでシェアしているある動画は、1818年に出版された聖書にある年表に焦点を当てている。この聖書には旧約聖書と新約聖書のほか、聖書に含まれるかどうか長らく議論されてきた聖書時代の古代文書を集めた外典が含まれている。
この聖書は「アッシャーの年代記(Ussher chronology)」と呼ばれ、17世紀のアイルランドの司教、ジェームズ・アッシャーが、聖書の記述をもとに年代考証を行い再構成した改訂版聖書である。

この聖書によれば、世界は紀元前4004年に始まり、アダムからキリストまでの3974年間、そしてキリストの誕生から聖書が出版されるまでの1815年間が記されているという。つまり人類の歴史の5789年間が描かれているのだ。主な聖書的イベントの年代は下記の通りだ。
●紀元前4004年:天地創造
●紀元前2348年:ノアの洪水
●紀元前1921年:アブラハムの啓示
●紀元前1491年:出エジプト
●紀元前1012年:エルサレム神殿の設立
●紀元前586年:バビロン捕囚の始まり
●紀元前4年:キリスト誕生
その後、ホジンス氏は聖書が印刷されてからの年数も含めて数えあげ、およそ6000年という数字に達し、これは人類の現時代の終わりを告げる重要な出来事だとの解釈に達した。

ユダヤ教やキリスト教の特定の伝統では、歴史は天地創造の7日間をモデルにした7部構成の構造に従うと考えられている。
この枠組みでは、世界は6日間、つまり人間は6000年間の労働と混乱を経験し、その後に7日間の休息が続くのだが、これは救世主や千年王国の統治と関連付けられる。
6日目の終わりを迎えることは大きな転換点とみなされ、人類の現在の時代が終わり、神の導きによる新たな段階が始まることを示している。
6000年が6日目の終わりだとすれば、西暦1996年にはこの世が終わっていることになる。2026年の今はすでに世界が終わった後の7日目なのだろうか。

この理論は地球の突然の破滅を予測しているのではなく、むしろ劇的な変化を予測していると支持者たちは主張している。
またこれを人間優位の時代の終わりと表現する者もいる。
ほかの人々はそれをもっと漠然と表現し、単一の大惨事ではなく、大規模な世界的大変動、道徳的清算、あるいは精神的変革を示唆しているという。
しかしながら聖書学者たちは、アッシャーの年代記を解釈する際には注意を促している。古い聖書に記された天地創造の日付は、普遍的に受け入れられている教義ではなく、一つの歴史的解釈を反映したものだと説明する。
現代の神学では一般的にアッシャーの年代記を文字通りではなく象徴的なものとして扱っているという。多くの教会もまた、日付に基づいた終末の推測を否定し、そのような計算は歴史を通じて何度も失敗してきたと警告している。

ともあれこの動画は広く拡散され、信者の間だけでなく、信仰、数秘術、歴史の交わりに興味を持つ歴史家やソーシャルメディアユーザーの間でも議論を巻き起こした。
聖書自体には6000年が人類史の終わりであるとは明確には述べられていないが、アッシャーの年代記のタイムラインに関する終末論的な解釈は何世紀にもわたって続いてきた。
創造物語に由来する休息の7日目は、再生、正義、または神の統治の1000年間として見なされることが多いという。
今の時代が終末なのか、それとも新しい時代の幕開けなのか、感じ方は人それぞれだがどうせなら前向きにこれからの2026年に臨みたいものである。
参考:「Daily Mail」ほか
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