核爆発の「最初の1秒」が命運を分ける。サバイバル専門家が教える、核攻撃を生き延びる“5つの鉄則”

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 世界情勢が緊迫の度を増す中、万が一の事態に対する備えが注目を集めている。サバイバル愛好家のコミュニティ、いわゆる「プレッパー」の一員であるデリック氏は、現代のICBM(大陸間弾道ミサイル)に搭載される標準的な300〜800キロトン級の核弾頭による攻撃を想定し、生存率を劇的に高めるための5つのステップを公開した。

 彼が最も強調するのは、爆発が起きた「最初の1秒」の行動だ。阿鼻叫喚の地獄絵図の中で、生死を分けるのは知識と冷静な判断に他ならない。

1. 最初の1秒:「伏せて、守れ」の徹底

 核攻撃が起きた際、事前に十分な警告がある可能性は低い。閃光が見えた瞬間の行動がすべてを決める。デリック氏は、爆発の「最初の1秒」で以下の行動を直ちにとるよう推奨している。

 まず、その場にうつ伏せで倒れ込むこと。このとき、足は爆心地の方へ向け、両手で頭をしっかりと覆う。ここで重要なのが「口を開けたままにする」という点だ。こうすることで、爆風による急激な圧力差で肺が破裂するのを防ぐことができる。また、網膜が焼けるのを避けるため、決して閃光を直視してはならない。

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2. 迫りくる死の灰:猶予はわずか10分から30分

 爆心地から数キロ離れていたとしても、安心はできない。爆発から10分から30分後には、放射性降下物(いわゆる「死の灰」)が地面に降り注ぎ始める。

 爆心地から数キロ圏内では、建物の倒壊や飛散するガラスが致命的な凶器となる。爆発直後の混乱の中で、いかに早く放射能から逃れるための行動を起こせるかが鍵だ。屋内、あるいは地下に潜り込むことができれば、生存の可能性は格段に跳ね上がる。

3. 最適な避難場所:コンクリートの壁と「中心」を目指せ

 シェルターを探す際、理想的なのは地下室や地下鉄、あるいは専用の核シェルターだ。しかし、それらが近くにない場合は、厚い壁に囲まれたレンガ造りやコンクリート造りの建物へ逃げ込む必要がある。

 建物内では、可能な限り窓や入り口から離れ、建物の中心部に陣取ることが鉄則だ。外壁から距離を置くことで、外部からの放射線を遮断する効果が高まる。このとき、窓がない部屋を選ぶことが生存への近道となる。

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4. 72時間の籠城:外に出れば死が待っている

 避難場所にたどり着いたら、最低でも72時間はその場を動いてはならない。デリック氏は「ヒーローになろうとして外に出るな。それは自殺行為だ」と警鐘を鳴らす。最初の24時間は放射線量が最も高く、極めて危険な状態が続くからだ。

 避難所では窓やドアを密閉し、外からの空気の流れを遮断して、放射性物質が入り込まないように工夫することが重要だ。政府が安全を宣言するまで、ラジオなどで情報を収集しつつ、じっと耐える忍耐力が求められる。

5. 除染のルール:コンディショナーは「厳禁」

 もし避難所が火災に見舞われるなど、どうしても外に出なければならない場合は、全身を可能な限り覆い隠す必要がある。マスク、ゴーグル、手袋を着用し、風向きに対して垂直に移動することで、放射性降下物の密集地帯を避けることができる。

 そして、再び避難所に戻った際の「除染」が極めて重要だ。汚染された衣類はすぐに脱いで袋に密封し、建物の外へ捨てる。その後、シャワーを浴びて全身を洗うのだが、ここで一つ意外な注意点がある。

 デリック氏によれば「コンディショナー(リンス)」は絶対に使ってはならないという。コンディショナーに含まれる成分が、放射性微粒子を髪の毛に吸着させてしまい、洗い流せなくなる恐れがあるからだ。

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 核攻撃という想像を絶する事態において、生死を分けるのは事前の準備と、極限状態での冷静な振る舞いだ。食料と水の備蓄はもちろん、こうした生存知識を頭に叩き込んでおくことが、最悪のシナリオを生き抜く唯一の武器となる。

 だが、今回紹介したようなサバイバルの知識を実際に使う日が永遠に来ないことこそが、私たちの共通の願いであることは間違いないだろう。

参考:Daily Star、ほか

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