音もなく飛ぶ光の編隊と、一瞬で消えた「光の三角形」!? アマチュア天文家8人が25分の間に2度遭遇した夜空の怪現象

画像は「Daily Mail」より

 UFOの目撃談には、決まって「飛行機やドローン、星の見間違いだろう」という反応がついて回る。だが今回、目撃者とされるのは、夜空を眺めることが活動の中心にある天文クラブの会員たちだ。

 舞台はイギリス北西部のサルフォード。ボランティアが運営する非営利クラブ、サルフォード天文協会の会員8人が、2026年10月7日の夜、自分たちの観測所の上空で奇妙な光の編隊を2度も目撃したという。しかも2度目の光は、ほんの一瞬で夜空から見えなくなった。

 話の出どころは、全米UFO報告センター(NUFORC)に10月8日に提出され、13日に公開された1件の報告だ。NUFORCは1974年に設立された米国の民間団体で、一般から寄せられた目撃情報を公開している。

19時54分、頭上を横切った6つのオレンジの光球

 最初の遭遇は19時54分のことだった。オレンジ色に輝く球体が6つ、V字の編隊を組んで頭上を通過し、南西の方角へ進んでいったという。

 目撃者の見積もりでは、光までの高さは約150m。東京タワーのメインデッキとほぼ同じ高さだ。一方、光球そのものの大きさについて、報告は数字を挙げていない。

 この高さを旅客機やヘリコプターが飛べば、相当な騒音になるはずだ。ところが報告者が強調するのは、その異様な静けさだった。

20時19分の正三角形、光は一瞬で見えなくなった

 オレンジの光球から25分後の20時19分、今度は様子の異なる光が現れた。白い光が3つ、互いに等しい間隔を保って正三角形を描いていたのだ。

 3つの光は、ひとつの形の頂点を示しているようにも見えたという。三角形の大きさは約30〜60mと見積もられている。中型旅客機の全長ほどの広がりだ。

 そして、3つの光は突然消えた。報告者によれば、まばたきする程度の間に、誰かが照明を落としたかのように見えなくなったという。

 報告は2つの編隊をともに、きわめて高速でまったく音がなく、通常の航空機には見えなかったと形容している。速度の見積もりは時速800km超。

 この数字どおりなら、旅客機の巡航速度に近いものが、低空を無音で駆け抜けたことになる。継続時間は30秒と記載されているものの、片方の遭遇を指すのか2回の合計なのかは分からない。

イメージ画像 Created with AI image generation

飛行機でもドローンでもないのか、目撃者が確かめた3つの線

 目撃者側は、見間違いの可能性を自分たちで潰しにかかっている。報告の目撃者情報の欄には、パイロットや航空分野の知見を持つ旨も記されているが、氏名や資格の詳細は明かされていない。

 まず航空機。飛行追跡情報を調べたところ、マンチェスター空港を出発した便が周辺上空を飛んではいたものの、目撃の時刻に頭上にいた機体はなかったという。

 次にドローン。音がしなかったことと、地元で飛行の予定がなかったことを理由に除外している。さらに英国防省の低空飛行スケジュールにも、この地域での予定は見当たらなかったとしている。

 もっとも、これらは目撃者自身による確認で、独立した裏付けがあるわけではない。追跡サービスの名称や記録は報告に示されておらず、高度の算出方法も書かれていない。

 大きさの分からない夜空の光は距離をつかみにくく、距離がずれれば速度の見積もりも大きく変わる。三角形の光の間に実体があったかも確認されておらず、消えたというのも、光が突然見えなくなったという意味にとどまる。

 それでも、夜空の光を見慣れているはずの人々が、飛行情報から軍の予定まで調べ、なお説明がつかないとして報告を寄せたのだ。あの夜の光がもし再び空を横切るなら、これほど準備の整った観客もそういないだろう。

参考:Daily Mail、ほか

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