>  > 放火犬、動機は「夜のオヤツ」!?

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清水ミロ

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 ペットは家族の一員、という言葉をよく耳にする。確かに悲しい時に側にいてくれたり、一緒に寝てじゃれてみたり。訓練された動物ならばおつかいに行ったり、行方不明者を探したりもする。

 しかし、時にペットも人間同様事故を起こすことだってある。それがまた「そんなバカな…!?」なんて思うことだったりするのだ。今回は、そんな家族の一員であるペットが起こした驚きの事件を紹介したい。


■真夜中に家族を襲った恐怖とは?

 5月28日付の「Daily Mail」で報じられているのは、イギリスの北東に位置するハートプールという町に住むアダム・スパーさんと家族についてだ。

 ある夜、アダムさんはパートナーのエマ・ルウェレンさんとともに、7歳、3歳になる子供たちと自宅2階の寝室でぐっすり眠っていた。しかし、深夜2時30分頃にエマさんがガスの臭いに気づき、アダムさんと2人の子供たちを起こして何が起きているかを調べはじめた。そしてアダムさんはキッチンのドアを開けたその時、大量の煙を目にする。

 どうやら火元はガスコンロの天板に置いてあったパイだったのだ。アダムさんは襲いくる煙と格闘した末、くすぶったパイをどうにか外に運び出すことに成功した。

 その後、アダムさん一家から連絡を受けた消防車と救急車が到着。多量の煙を吸い込んだアダムさんは手当てを受けたが、幸いにも大事には至らなかったようだ。


■危険を冒してでも食べたかった…

 ではなぜパイから火が出たのか。原因はこの家で買われている犬のティア(7歳)だったのである!

 ティアは深夜2時過ぎにアダムさんの焼いた2つのコーンビーフパイが、ガスコンロの天板に置いてあることに気づき、どうにかして「夜のオヤツ」にありつこうと必死にジャンプをしていたらしい。そのうちに前足でガスコンロのスイッチを押してしまい、パイに着火したということだ。

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ガスコンロの前に立つティア。この姿勢だと調理も出来そうですね 「Daily Mail」より

 アダムさんは「何が起きたのかを知り、とてもショックでしたが誰も怪我をしなかったのは不幸中の幸いでした。それにしても驚いたのはティアが無事だったことです。キッチンは煙がいっぱいで前が全く見えない状態だったのですから」と言う。

 ティアはいつも作業台などの高い所に飛び乗るそうだが、それを知っていたアダムさんはパイにタオルをかぶせて隠していたのだそうだ。しかしそんな妨害をものともせず、ティアはパイに向かってジャンプした。

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具がぎっしりのパイに我慢出来なかった
「Daily Mail」より

 この後、消防士が2週間前から電池の切れていた火災報知機を取替え、さらにアダムさんたちはガスコンロを使用していない時はスイッチノブを取り外して安全管理に努めることにしたようだ。


■飼い主に手厳しいコメントが多数

 大きなケガがなくて良かった…、と言いたいところだが「Daily Mail」や「AOL」のこのニュースに関するコメントは思った以上に人間に厳しいものが多かった。

「パイを放置してたから起こったことじゃないの。もっとも、一晩常温で保存されたパイなんて食べたくもないけどね」

「これって本当? 子供やペットがいる家庭はそれくらい予想しておかなくちゃ」

「2週間も火災報知機が動いてなかっただって? 命を落としたっておかしくないよな」

 などなど。ティアにはとても温かいコメントが並んでいたのに対して、人間にはとても手厳しかった。

 ペットと人間の距離が昔よりも近くなっているような気がする昨今、猫がドアノブを回してドアを開けたり、犬が時計のタイマーをセットしたり、なんと車の運転をする犬まで現れているようである。

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「お客さん、どちらまで?」なんて言いそう 「YouTube」より

 いつかパイを食べようとジャンプする犬ではなくパイを自ら調理する動物が現れたりしないだろうか、と少し期待してしまうのは筆者だけだろうか?
(文=清水ミロ)

ドライブ犬! 動画は「YouTube」より

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