>  > 【中国】邪教「全能神」の実態!

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 8月20日、宗教を口実に詐欺や違法な資金集めなどの犯罪を繰り返したとして「全能神教会」のメンバーら1,000人近くが中国警察によって拘束された。「全能神協会」とは、一体どのような団体なのだろうか――?

 基本的には宗教を否定する共産主義国家・中国。この国では、国家による宗教団体への弾圧、あるいは逆に過激なカルト教団による体制への反逆が繰り返されている。そんななか、「全能神教会」メンバーが引き起こした事件を取材した記事が先頃、「BBC」のサイトに掲載された。


■ファストフード店殺人事件 入会しない女性をリンチ

 それは今年5月末、中国・山東省の招遠市(チャオユェン市)のマクドナルド店内で起こった。新たな信者をリクルートにやってきたカルト教団のメンバー男女6人は、店内をまわって食事中の客から電話番号を聞き出していたという。そのとき、1人の女性客が電話番号を教えることを拒んだ。するとメンバーたちは彼女を容赦なく殴りつけ死に至らしめたのだ。下手に抵抗すれば同じ運命を辿ると知った周囲の客は悲鳴をあげるしかなかったという。

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客のスマホで撮影された犯行現場 画像は「YouTube」より

 この惨劇の模様は店内の監視カメラとその場に居合わせた客のスマホで撮影されていたこともあり、犯行集団はすぐに特定された。問題のカルト教団は数百万人の信者がいると自称する「全能神教会(Church of the Almighty God)」と呼ばれる宗教団体である。ちなみに、同集団は95年以降、中国当局が指定する「邪教組織」14団体のリストに入っている。

 このニュースは瞬く間に広まり、人々に衝撃を与えた。逮捕された6人の殺人集団の1人、チャン・リートン(Zhang Lidong)は後に刑務所でインタビューを受け今回の事件に対して「後悔も怖れもない」と話した。「私は全力で彼女を叩きのめして「封印」した。なぜなら彼女は我々を滅ぼそうする悪霊だったからだ」と彼は語ったのだ。

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「後悔も怖れもない」と語るカルト信者、チャン・リートン 画像は「YouTube」より


■宗教弾圧とカルトの先鋭化

 高揚をもたらす賛美歌と、教説に満ちた教団のウェブサイトがこの「全能神教会」の表向きの顔である。しかし、そこから一歩踏み込めば同教団の教義の中核には終末思想があり、神がヨハネの黙示録を成し遂げるために中国人女性として近々この世に戻ってくるという信念が存在していると、記事では伝えられている。

 神と直に接触しているこの世で唯一の人間であると主張する人物こそが、25年前に中国国内で「全能神教会」を設立し現在アメリカに逃がれている元物理学教師、チョウ・ウェイザン(Zhao Weishan)である。ちなみに、彼の正確な正体は誰も知らない。しかし、教団ウェブサイトには中国政府にむき出しの敵意を表す彼のメッセージの数々が英語と中国語で配信されている。

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