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音波栽培

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『味噌汁's監修ロックを聴かせた味噌汁』の専用サイトも立ち上がっている

 マルコメ株式会社では、長野にあるマルコメの本社工場でロックバンド『味噌汁's』の「熱い、ビリビリしびれるような、ハードでクレイジーなロック」(http://www.marukome.co.jp/misoshirus/)を聞かせた味噌を使った『味噌汁's監修ロックを聴かせた味噌汁』(カップ入り・180円)をコンビニ等で販売中だ。

動画は、YouTubeより/misoshirus Official

 だからなんだ、という話だが、「“新しい味噌汁”共同開発プロジェクト」の第一弾ということなので、心意気はよろしいだろう。

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左:これが世界初のロックな味噌汁だ!
右:具はネギとミンチ肉で、ロックにおいしい。特にお麩がロックな感じである。

 ロックミュージックで本社工場10万トンの味噌が熱くビリビリとしびれたかどうかはともかく、音楽を聞かせて食べ物の味を良くしたり、野菜や鶏卵などの収穫量を増やしたりすることは昔から行われている。これらを音波栽培というそうだ。食物が振動を探知し、その個体の必要な振動数が与えられると生理活性を示すという

■『進化論』ダーウィンも実践!? 音波栽培とは

 『植物の神秘生活』(ピーター・トムプキンズ+クリストファー・バード/工作舎)によると、そもそもの始まりは、進化論で有名なあのダーウィン。オジギソウの前で音楽を演奏、音の刺激で閉じるかどうか実験した(失敗だったそうだ)。

 1950年、インドのTCシンフ教授はオジキソウの実験に手を加え、音叉を鳴らしながら水中植物の原形質流動を観察した。藻などの植物では細胞の間を原形質というアメーバ状の物質が循環するが、この速度は日の出の後に加速する。そこで日の出前に音叉を鳴らしたら、「通常ならもっと遅い時間になったときのみ得られる速さで流動を起こす」(同書)ことが観察できたという。さらにインド音楽をオジギソウに聞かせたところ、「気孔数が単位面積当り66パーセントも増え」(同)、細胞も大きくなった。1960~63年にかけて7つの村の畑でインド伝統音楽をスピーカで流したら「平均より25%~60%も高い収穫」(同)が得られたのだそうだ。恐るべしインド音楽である。

■酒、味噌、醤油etc…日本でも盛んな音波食品

 日本でも音波栽培に取り組んでいる人たちは多い。北雪酒造の『超大辛口 佐渡の鬼ころし「音楽酒」』は「シンセサイザー奏者・喜多郎氏の曲に日本海の冬の波音をミックス、24時間休むことなく聴かせた長期熟成酒」同製品サイトより)。 キミセ醤油では体感音響研究所が開発した音楽振動熟成を使い、しょう油のカメに音を振動に変換する振動トランスデューサーを付け、音楽の振動によって熟成させている。しょう油をボディソニックしたわけだ。

 また、日本バイオミュージック学会の小松明らは、1989年と1990年に山梨県工業技術センターのワインセンターで、振動トランスデューサーを醸造タンクに取り付け、微小な振動によってワインの味が変わるのかどうかの実験をした。

 ワインの味を定量化することは難しいが、糖度の変化は記録できる。そこで振動トランスデューサーをつけた場合とつけなかった場合で糖度を比較したところ、振動させなかったタンクで8.4、振動させた方が7.8だった。つまり振動させた方が、アルコール化がより早く進んだことになる。この実験結果から、発酵熟成にボディソニックが有効ということになり、焼酎メーカーや日本酒メーカーなどが採用しているという。

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