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遠野そら

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 民間旅行会社が宇宙旅行を企画するなど身近になった宇宙だが、頭皮に悩みを抱える人は少し注意が必要かもしれない――。5月27日に英「BBC」が報じた内容によると、長期間国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた3匹のマウスを調べたところ3匹とも皮膚に異常をきたしていたことがわかったという。各国が火星への有人飛行を目指している今、この結果は今後長期ミッションに携わる宇宙飛行士に興味深い結果であるといえよう。


■宇宙環境下のストレス

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国際宇宙ステーション(ISS) 画像は「YouTube」より

 今回行われた研究は宇宙環境下における人体への影響を調べるたに、世界6カ国、20もの研究グループが参加したサンプルシェア研究のひとつである。無重力が健康にどのような影響を及ぼすのか調べるため、6匹のマウスをスペースシャトル「ディスカバリー」で国際宇宙ステーション(ISS)に運び、“マウス飼育実験装置(Mouse Drawer System)”という飼育ゲージの中でISS宇宙飛行士によって91日間飼育されたのである。寿命の短いマウスにとって91日という期間は人間に置き換えると7年に相当するといい、これは宇宙空間における動物の最長飼育記録となった。

 残念ながら健康上の問題から3匹のマウスは死亡してしまったが、残りの3匹は良好な健康状態で無事地球に帰還し、サンプルシェア・プログラムとして臓器や生体組織が各研究グループに分配された。

 今回マウスの皮膚が薄くなっていたことを発見したベルギー・リエージュ大学ベティ・ヌスジェンス博士は、比較サンプルとしてISSに滞在していた宇宙マウスと同じ条件になるよう、地上でも同期間3匹のマウスを飼育ゲージで飼育。その結果、完全な状態でISS宇宙マウスと地上マウスを比較研究することに成功し、ISS宇宙マウスのほうが地上マウスと比べて外皮膚層が薄くなっており、筋肉や体毛にも変化があったことを発見したのだ。

 これは「成長期、退行期、休止期、抜毛」というサイクルを周期的に繰り返す「毛周期」がISS宇宙マウスはまったく逆のサイクルになっていたからで、「毛周期」が逆ということは体毛が成長期で伸びてもすぐに抜け落ちてしまうということなのだ。

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