>  > 謎の現象「デスバレーの動く石」に、新たな説が浮上!

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杉田彬

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 アメリカ西部に位置するデスバレー。そこで巨大な石がひとりでに移動しているのをご存知だろうか。「セーリング・ストーン」とも呼ばれるその現象、ときには重量が数百キロにもなる大きな石が何者の力も受けずに湖底を動き、その跡を残す。観光名所でもあるこの動く石、その原理については長らく研究者を悩ませてきた。


■巨大な石が風で動いた!?

 それが昨年、水と氷の仕業であるとの結論に達したと報じられ、ついに謎が解けたかに思われた。しかし今年になって、科学誌「Earth Surface Processes and Landforms」に、バクテリアがそのプロセスに強く関わっているという新たな説が掲載された。そう、まだ勝負はついていなかったのだ。

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画像は「Wall Street Journal」より

 実は、動く石はデスバレー以外でも観測されている。そのひとつである、スペインのアルティージョ・チカ湖においては、重さ7キロを超える石の軌跡が湖底に残っていた。その様子はデスバレーのものと似ていて、100メートルを超える移動の形跡があったという。そして、この湖で観測された状況から、バクテリアが関係している可能性が浮かび上がったのだ。

 スペインのマドリード大学の研究者らは、浅く水が張った湖の底が、微生物の分泌物に覆われ、その上を冬の強い風に押された石が移動するという仮説を立てた。移動後に水が干上がれば、怪しげな軌跡だけが湖の底に残るのだ。

sailingstones2.JPG
画像は「Wall Street Journal」より

 アルティージョ・チカ湖では、雨が多い月に深さ5センチほどの水を張り、風が秒速2メートルの水の流れを作る。大きな石は水面から露出し、風による水の流れを阻害するため、石の周りで水流の乱れが生じ、湖底の土や石をかき混ぜ、浮かび上がらせることもあるという。

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