「DNA鑑定しろ！」とネット騒然 ― 瓜二つの夫婦、生き別れた双子説まで飛び出す“奇跡のそっくりさん”

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　夫婦は、長年連れ添ううちに顔が似てくると言われる。しかし、中国・広東省に住むこの若夫婦は、そのレベルを遥かに超越していた。あまりのそっくりぶりに、「生き別れた双子の兄妹ではないか？」と、DNA鑑定を勧める声まで飛び出すほど彼らの顔は“瓜二つ”なのだ。

きっかけは“バズり狙い”の女装動画

　このそっくり夫婦は、リャン・カイユさんと、ホー・シエンションさん。20代の二人は、漢方薬局を営んでいる。共に漢方医の家系に生まれたものの、店の経営はなかなか軌道に乗らなかった。

　そこで妻のリャンさんは、起死回生の一手として、中国版TikTok「抖音（Douyin）」での宣伝活動を思いつく。そして、以前から気づいていた夫との“そっくり”な顔立ちを、最大限に活用することにしたのだ。

　彼女は、内向的な夫を説得し、お揃いの服を着て、時には夫に女装までさせて、コミカルな動画を投稿。すると、その驚くべきそっくりぶりが瞬く間に話題となり、彼らのビジネスアカウントは、漢方薬の宣伝そっちのけで、「瓜二つ夫婦の日常」見たさに、フォロワーが急増したのである。

「二重顎のシワまで一緒」―科学を超えたシンクロ率

　彼らの動画が拡散されると、SNS上では驚きと困惑の声が渦巻いた。

「ただ似ているだけじゃない。全く同じだ。二重顎のシワの入り方まで一致している」
「お願いだからDNA鑑定を受けてくれ。生き別れた兄妹だったらどうするんだ？」

　しかし、妻のリャンさんによれば、出会った当初は、全く似ているとは思わなかったという。「一緒に暮らし始めて数年経ってから、だんだん似ていると気づき始めたんです。ここ2年は、仕事も食事も、ほとんど24時間一緒にいますから。だから、どんどん似てきたんでしょうね」

　科学的に、長年連れ添った夫婦が似てくる現象は、「表情の同調」や「食生活の共有」などが原因として挙げられる。しかし、この若夫婦のシンクロ率は、もはやそうした科学的な説明を超えているようにも見える。

　漢方薬局の宣伝のために始めた動画投稿が、思わぬ形で、彼ら自身の存在を“ミステリー”へと押し上げてしまった。彼らが本当に生き別れの双子でないことを祈りつつ、これからも続くであろう、奇跡のそっくり夫婦の物語を温かく見守りたい。

参考：Oddity Central、ほか

TOCANA編集部

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