>  > 村上隆の五百羅漢図を見ると「元気が出る」のはなぜ?

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斎藤誠

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村上隆

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《五百羅漢図》[白虎](部分)2012年 アクリル、カンバス、板にマウント 302×2,500cm@Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co.,Ltd. All Rights Reserved.

 この圧倒的なスケール感。気の遠くなるようなディティール。ビビッドな色彩になめらかな質感。どこまでも平面的な画面と、今にも飛び出してきそうな強烈なキャラクターの人物たち。どう見ても極端なものどうしが奇跡的に結合し、見たこともないような世界が私たちの前に現れる。1990年代、「スーパーフラット」を引っ提げて日本美術界に登場し、2000年代には世界のアートシーンを席巻した村上隆が、再び帰ってきた。

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《五百羅漢図》[朱雀](部分)2012年 アクリル、カンバス、板にマウント 302×2,500cm@Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co.,Ltd. All Rights Reserved.

 現在、東京六本木の森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」は、美術ファンならずとも必見の展覧会だろう。日本では14年振りの大規模な個展となった本展には、かなりの点数の新作が出展されており、村上の並々ならぬ気迫を感じる。が、やはり何と言っても目玉は、東日本大震災がきっかけになって制作された《五百羅漢図》である。

 全長100メートルにもなる巨大絵画《五百羅漢図》は、「青竜」「白虎」「朱雀」「玄武」の4つのパートから構成されている。絵画のモチーフは「五百羅漢」と呼ばれる釈迦の弟子たち。絵画のスケールもさることながら、すごいのはその描き方だ。作品の写真を見れば分かるように、一人ひとりの人物(羅漢)が実にユーモラスに、そして個性たっぷりと描き出されている。たとえば、画面の端で頬杖をついているのは、「注荼半吒迦」(チュダハンタカ)という名の羅漢。物覚えは悪いが、毎日掃除ばかりしている内に悟りを開いた僧なのだが、しかし何と言うか……、まるでマンガに出てきそうなキャラではないか!

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1:匿名2015年12月24日 15:55 | 返信

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