>  > 子どもをLSD漬けにしていたカルトの実態

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「ザ・ファミリー」という団体は、「The Great White Brotherhood」とも呼ばれ、60年代半ばにアン・ハミルトン・バーンという女性がオーストラリアのメルボルン郊外でつくったカルト・グループである――。


■「ザ・ファミリー」のはじまり

 アン・ハミルトン・バーンはヨガのインストラクターだったが、徐々に自分の生徒たちにスピリチュアル思想や、地球の終わりについて語るようになっていった。アンの「教え」は、キリスト教と東洋の神秘主義の寄せ集めだったらしいが、信者の多くは裕福な医者、看護師、弁護士、ソーシャル・ワーカー、建築家、化学者など教育水準の高い人々だった。

 信者は最盛期には500人にも上り、全員がアン・ハミルトン・バーンをキリストの生まれ変わりだと信じていたという。しかし「ザ・ファミリー」にはLSD使用、児童虐待、信者の奇行の噂が常につきまとっていた。

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「美しくカリスマ的」と形容されたアン 「Mirror」の記事より

■「ザ・ファミリー」の広がり

 1968年になると、アンは「間もなく第三次世界大戦がはじまり、ほとんどの人種が死に絶える」と言い出した。そしてその後に生き残るのは「ザ・ファミリー」だけなので、将来の支配民族となる子どもたちを集める必要があると主張しはじめた。

 そこで彼女は、ビクトリア州の人里離れたエイルド湖の畔に学校を建て、14人の子どもと信者たちとそこに暮らしはじめた。14人の子どもの中には信者の実の子どももいたが、その多くは信者である弁護士やソーシャル・ワーカーが非合法な手段で養子にしたり、未婚の母親から取り上げた白人の子どもたちであった。子どもたちは全員、髪の毛をブロンドに染めてボブカットにし、同じ制服を着せられていた。

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子どもたちはブロンドに髪を染められ、同じ髪型、服装をさせられていた 「Daily Mail」の記事より

 そしてなんと、あのウィキリークス創設者であるジュリアン・アサンジの母の再婚相手(義理の父)も「ザ・ファミリー」に所属するミュージシャンであったという。アサンジはかつて、その男について、自身と母親に「精神的な影響力」を持つ存在で「不吉な存在」だったと語っている。

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