>  >  > もしも高次元が見えたなら?

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 この宇宙がどのように誕生したのか、どんな姿をしているのかといった疑問を解き明かす鍵を握っているとされる超弦理論。この理論によれば、我々のいるこの宇宙は10次元で構成されているという。人間が直感的に理解できるのは空間の3次元と時間の1次元だけだ。では、それ以上の高次元はどのような世界なのだろうか? 

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カラビ・ヤウ多面体の投影図。画像は「Wikipedia」より引用

■謎のカラビ・ヤウ空間

 超弦理論ではこの世界は空間の9次元と時間の1次元、計10次元の時空で構成されているとされる。このうち、我々が認識できるのは3次元の空間と時間の1次元だけだ。残りの6次元(余剰次元)はどうなっているのかといえば、小さく折りたたまれて「コンパクト化」されていると考えられている。それがどのような形をしているのかというと、カラビ・ヤウ多様体という非常に複雑な形状をしていると予測されている。

 カラビ・ヤウ空間は非常に小さく、人間にはとても知覚できない。また非常に複雑で難解な空間で、多くの謎に満ちている。しかしこの空間のおかげで、9次元の超弦理論を用いて我々の3次元空間を説明できるようになったのだ。カラビ・ヤウ空間の秘密、ひいては超弦理論が示す宇宙の謎を解き明かすべく、多くの科学者たちが日夜研究に明け暮れている。

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