共食いネズミたちのパラダイスと化した幽霊船!まもなく英国に漂着か?

 大海原を延々と漂流し続ける、ボロボロの無人船……。そんな絵に描いたような幽霊船が、現代においても存在し、しかも今後イギリスの沿岸部へと漂着する可能性があるという。

 英紙「Daily Mirror」が今月24日に報じたところによると、北大西洋上を無人のまま漂流し続けていたクルーズ船「リュボーフイ・オルロワ号」が、最近起きた嵐によって数千km移動し、次第にイギリスの沿岸部へと近づいてきている模様だ。

共食いネズミたちのパラダイスと化した幽霊船!まもなく英国に漂着か?の画像1リュボーフイ・オルロワ号「Daily Mirror」より

■正確な場所が分からない!?

 ただし、英国沿岸警備隊の報告によると、高度なレーダー技術を以ってしても、現在この船がいる正確な位置を特定するまでには至らないとされている。昨年、スコットランドの海洋上を漂う、大きな船体と思われる物体の姿が人工衛星によってキャッチされた際に、その位置に向かった捜索機が、何も見つけることができなかったというのも奇妙な話だ。


■幽霊船が生まれるに至った経緯とは?

 今は幽霊船となってしまった「リュボーフイ・オルロワ号」だが、かつては乗客たちを(南極も含めた)世界各地へと運ぶクルーズ船だった。全長90メートル以上で排水量は4,250トン、定員は110名と、その大きさは堂々たるものだ。この船が建造されたのは、40年前の旧ソ連であり、「リュボーフイ・オルロワ号」という名前も、ロシアの有名な女優にちなむという。

 しかし2010年、乗組員への賃金未払いなどのトラブルなどによって、船はカナダ・ニューファンドランド州の港湾当局に差し押さえられてしまう。そして、カナダの港に2年間停泊させられたのち、ドミニカ共和国へとスクラップ船として転売されることが決定するが、カリブ海に浮かぶこの国へと曳航されている途中で、つながれていた牽引索が切れてしまった結果、無人のまま海を漂うことになった。

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