命か、顔か? 顔面が空洞化した男 「悪性エナメル上皮腫」の恐怖とは?
2014.02.16 18:00
再度の闘病にも無事に打ち勝ち、再び健康を取り戻したドニーさん。しかし彼の苦悩はここで終わることがなく、今度は癌の切除で空いてしまった顔の穴を覆い隠し、さらには汚染物質や細菌の侵入も防いでくれる新たな器具を作るため、大金を投じざるを得なかったという。
現在のドニーさん 2「The Daily Mirror」より
■妻の愛に支えられて
こんな苦難続きのドニーさんの傍らには、常に彼を支えてくれる妻シャロンさんの存在があった。シャロンさんは「ドニーは素晴らしい人です。とても面白くて、いつもユーモアのセンスを失いませんでした」とインタビューに答えており、そこには何があっても揺らぐことのない夫婦の愛を垣間見ることができる。
ドニーさんとシャロンさんは、これまでに経験した数々の試練を「神からの祝福」と受け止め、すべてが貴重な経験であったと語っている。この経験をより多くの人とシェアしたいと考えた夫婦は、現在さまざまな場での講演活動を精力的に行っているようだ。さらに「ドニー・フリッツ癌基金」を創設し、彼らと同様に珍しい部位の癌で苦しむ人を救うための活動にも取り組み始めた。このような前向きな姿勢こそが、二人の人生をより豊かなものにしているのだろう。彼らの強い心と行動力から見習うべき点は多いように思われる。
(グリーン・M)
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