【マレーシア航空機撃墜】事故現場の遺体に違和感? 犠牲者を演じるクライシス・アクターとは

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 乗客乗員295名全員が死亡するという凄惨な事故から2週間が経とうとしている。現場はウクライナ東部の新ロシア派勢力が支配する地域であり、調査は難航している。

 一方、インターネット上では事故現場の映像や画像が流出し、事故の内容を疑問視する声が上がっている。中には、撃墜された機体はボーイング777型であるが、現場に転がるエンジンと思われる部品が小さすぎる。さらに、遺体の損傷が少ないという声までみられる。

 1985年に日本で発生した日航ジャンボ機墜落事故でも、現場である御巣鷹山の凄惨な状況は多数のメディアで報道された。

 悲惨な事故現場の詳細を掲載しているものもある。そこには、強い衝撃によって骨と肉が飛び出し、皮だけが残った手足の断片や、機体にこびりついた髪の毛などが記録されている。しかし、御巣鷹山の現場に比べると、マレーシア航空の事故現場に散乱する遺体は比較的損傷が少ないようにも見える。

「日航ジャンボ機墜落事故と今回の事故では状況が違います。日航事故の場合は、相模湾上空でエンジントラブルが発生し、操縦不能となり、御巣鷹山の尾根に激突しました。墜落時の強い衝撃で遺体はバラバラとなり、続けて大規模な火災が発生したので焼け焦げた状態になりました。

 一方、今回の事故は空中で撃墜された時点で機体はバラバラとなり、機体の破片とともに人間の体も落ちていったので損傷が少なかったといえるかもしれません。現場の遺体の中には服がないものや、骨だけになったものもあるようですが、これは高速で落下する間に無くなったものと思われます」(航空機事故に詳しいジャーナリスト)

 しかし、一部のネットでは、その遺体の状態に疑問を抱き、「冷凍保存されていた遺体が使われている」「生きた人間が演じている」といった、にわかに信じがたい陰謀論を唱える者も浮上しているのだが…。

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