【佐世保高1女子殺害】“笑わない少女”の心の闇 ― 臨床心理士「自分が何者なのかもわかっていない」
■笑わない子、彼女は自分が何者かもわかっていない
「『笑わない子』というのは、心を閉ざしている状態であることが多いです。周りの情報を心まで届かせてしまうと、自分が壊れてしまうから、ガードする。そうなってしまう背景には、さまざまな感情が複雑に入り乱れているでしょうから、今報道されている情報だけではなんともいえません。ただ、『名士の子』『多才』と謳われている彼女ですが、恐らく彼女は、何が幸せで、何が快適で、一体自分が何者なのかも、わからなくなっている状態なのではないかと推測できます。もちろん、今回犯した罪によって自分がどんな十字架を背負わされたのかも理解していないでしょう。無条件に彼女をかばうわけではないですが、犯行を未然に防ぐために、周りが彼女をサポートできていたのか? この事件をきっかけに、考えていかなければならないと思います。大人は子どもを守る責任があるのです。それは親だけではありません」(臨床心理士)
現在、少女は警察の取り調べに対し「理路整然と素直に答えている」という。この臨床心理士が述べたように「自分が何者なのか、罪が何なのか」も、判然としない心理状況なのだろうか。臨床心理士によると、一度心を閉ざした子は、成長するにつれてさら闇を深め、他人を強く遮断するようになるという。少女の心の扉はいつ開くのだろうか?
(文=編集部)
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