できない者はエアガンで撃つ?元自衛隊員語る、“自衛隊いじめ”の真相と実態!
■「守りたい人がいる」なのに…
私は陸上自衛隊でしたが、とくに海上自衛隊は、ヒドイと聞いたことがあります。実際、旧日本軍のOBの方から「海上に行かなくて良かったね」と言われたこともあるのです。
海自は、長期間に渡る航海勤務があり、かつ船上以外は海という閉鎖的な環境です。また、それぞれの専門職の人は、転勤などもあまりなく、ひとつの艦での勤務期間が長くなりがちです。それゆえ、専門分野で特化しているため、局所的には上官の権力すら上回る力を発揮する“お局さん”的存在ができやすいそうです。そのような人物がいじめを行なうと、上層部にも顔が利くため、いじめが隠蔽されるのではないかと思います。
すでにインターネットなどで、何人かの方が、現状を憂う寄稿されているようです。元自衛隊員の私としては、そこまで内部が酷いわけではない、と言わせてもらいたいのはやまやまですが、実際、いじめによる自殺者が増えています。基地や駐屯地内などには、ありとあらゆるところに、心の相談窓口の連絡先が貼っているので、まず一度相談されるのがいいかと思います。
陸上自衛隊のキャッチコピーは、「守りたい人がいる」です。厳しいことをいうようですが、まず自分の身を守ることができない人に、なにを守ることができるのでしょうか? 今一度、命を絶つという最終手段を実行に移す前にできることはないか、考えてもらいたいです。
(文=橘桜)
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊できない者はエアガンで撃つ?元自衛隊員語る、“自衛隊いじめ”の真相と実態!のページです。いじめ、自衛隊、橘桜などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで