「地球史上最も危険」白亜紀の巨大肉食恐竜、スピノサウルスは水陸両生の最強怪獣だった?
■水場でも餌を獲っていた!?
米・シカゴ大学が中心となった国際研究チームが、3Dレプリカで再現したところ、スピノサウルスの体重は20トン、全長は15メートルを超えるものとなり、世界最大のティラノサウルスの標本より2.7メートル長いことが分かった。また、それまで全ての恐竜は陸上生物とされてきたが、調査の結果「スピノサウルスは陸上よりも水中での生活に適応していたのではないか」という結論に達し、水中でも生活できた初めての恐竜であった可能性が「サイエンス」電子版で発表された。
研究を率いるシカゴ大学の古生物学者ニザール・イブラヒム博士は、「このような恐竜は、初めて見ました。この恐竜を研究することは、まるでエイリアンを研究するようなものです」と語り、獰猛な巨大半水生動物であるスピノサウルスが生息していた地域について「地球の歴史上、最も危険な場所」と発言している。
現在、実物大のレプリカがアメリカのナショナル・ジオクラフィック・ミュージアムに展示されている。ここは「ナショナルジオグラフィックチャンネル」で有名な、ナショジオ協会の博物館だ。同じ時代に生まれなかった喜びを噛みしめるためにも、是非一度訪ねてみてはいかがだろうか。
(文=佐藤Kay)
参考:「Daily Mail」、「Science」ほか
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