「祈りの力」で死者11人復活? イケメンと話題の「死者蘇生チーム」に注目!
もしあなたの愛する人が亡くなったとき、その人を蘇らせることが出来るといわれたら、あなたならどうするだろう……。「DRT(Dead Raising Team)」はアメリカのワシントン州を拠点とする「死者蘇生チーム」だ。一瞬、耳を疑ってしまいそうな話だが、実際彼らは敬虔な福音主義キリスト教徒として、真剣に死者を祈りの力により蘇らせてきており、すでに11人が息を吹き返したというのだ。
■死者復活はキリスト教の根源的信義である
「DRT」の軌跡は、ドキュメンタリー映画『DEADRAISER』(2013年)でも語られているように、チームの創設者兼リーダーのタイラー・ジョンソン氏の父が心臓麻痺で急死したことに遡る。父が自分の腕の中で息を引き取った瞬間、彼は神の声を聞いたという。その内容は「人の死を司るのは神の御業ではない」と。
このときジョンソン氏は19歳。その日を境に彼の探求は始まり、やがて『マタイによる福音書』第10章10節の「病人をいやし、死人をよみがえらせ、ライ病人をきよめ、悪霊を追い出せ。ただで受けたのだから、ただで与えるがよい」に辿り着いた。つまり、祈りを捧げることで死者を復活させられるのではないかと。以来、彼は死体安置所、葬儀社、自動車事故現場等を精力的に歩き回るようになったのだった。
彼のチャレンジはキリスト教のネットワークを通じて広がり、ラディカルな考えの者を中心に信者がチームに加わり始めた。そして、メンバーは「死者復活は伊達や酔狂でないこと、むしろキリスト教の根源的信義である」と信じて疑わない。
むろん、DRTの活動に懐疑的なクリスチャンもいる。祈ることで死者を蘇らせるという「奇跡」はイエスが十二使徒にだけ与えた権限であり、イエスと直接コンタクトしなかった人々がその力を行使するなど考えられないと。また、イエス自身が死者を復活させたのが3人ということを考えれば、11人はべらぼうな数字というのが彼らの言い分だ。また、蘇生した11人の詳細ははっきりとは明かされていないという。しかし、ジョンソン氏はそれを証明することには時間も関心も無いらしい。
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