【怖い】141人の「所在不明児」は本当はどこに行った?【都市伝説】
■141人もの「所在不明児」という現実
「所在不明児童」が全国に141人(10月20日時点)いることが、13日の厚生労働省の調査発表で分かった。
「所在不明児童」とは、学校に通っていない、乳幼児健診が未受診など、住民票がありながら居住実態がつかめない18歳未満の子どもが対象である。
東京都大田区で生後間もない赤ちゃんを遺棄した夫妻が逮捕。この夫婦は「金がなかった」との理由で、これまでに合計3人の赤ちゃんを捨てた。そのうち2人は保護されたが、最初に捨てた赤ちゃんの行方は分からないまま。さらに別の1人の子供は虐待の疑いで児童相談所に保護されている。
大阪市東住吉区では、殺害した子どもの死亡届を出さないばかりか、児童手当を搾取した両親が詐欺の疑いで逮捕された。
子どもが行方不明になるのは、遺棄や児童手当搾取という事実が隠されている。それ以外にも誘拐されたり、子供自身が家出したり、事件に巻き込まれるなどの要因があるだろう。
だが、最大の要因は「貧困」が背景にあるということだ。
現在の日本は、低賃金の非正規雇用が増え、年収の低下、増税に家計の圧迫などで貧困層が増えている。子どもを育てられる余裕がない状況となってきているのだ。実は、これまで語り継がれてきた伝説や伝承とされているなかにこの「所在不明児童」の問題が隠されているのはご存知だろうか?
■狼少女の真実
1920年にインドで発見されたアマラとカマラ姉妹が、世界で最も有名な「狼少女」の話だ。彼女たちは、狼とともに暮らしているところを保護された。人間の言葉を理解せず、二本足で立つことができないため四つん這いで走り、ミルクを犬のように皿に直接口をつけて舐めた。彼女らの行動は、まさに狼そのものだったので「狼少女」と、呼ばれたのだった。
しかし、後に彼女らのことを調べていくと、いろいろと矛盾した点が見つかった。彼女が見つかった当時の新聞記事には、「狼少女」ではなくトラの穴の中で見つかったので「トラ少女」と書かれていた。さらに、彼女らが見つかったと言われる村が存在しなかったのだ。それに、狼の乳は濃すぎて人間の赤ちゃんでは消化できない。そのようなことからも、彼女らが狼に育てられたという証拠はない。彼女らを保護した教会の牧師が、寄付金欲しさに話しをでっち上げたのでは? という説もある。
それゆえ、現在では狼に育てられたと言われる姉妹「狼少女」は実在しなかったという結論に達している。
彼女たちは、狼などに育てられたのではない。育児放棄などで森に捨てられたが、どうにか自力で生き延びて野生化。そして、村人に発見されたのではないか? と、推察されているのだ。
■「モーグリ症候群」
ラドヤード・キャップリングの小説『ジャングルブック』の主人公の少年モーグリは捨て子で、狼に育てられた。彼は森で野生動物とともに暮らしている。その主人公「モーグリ」から野生児のことを「モーグリ症候群」とした。
「モーグリ症候群」の子どもたちは親に虐待されたり、捨てられたりした子どもたちが「野生化」したものだ。人間社会から隔絶さえれた場所で過ごしていたため、人間の生活様式ができずに意思疎通も難しい。
そのような悲しい話しは世界中にある。最近では、2009年5月にロシアで5歳の「野生少女」が保護された。同じアパートに住む家族とは別の部屋で犬とネコと一緒に暮らしていた。そのため、唸り声を上げたり四つん這いで手を使わずにご飯を食べたり、「動物的特性」を持っていた。彼女は人間社会と離れた場所で動物とともに生活していたため、「野生化」してしまったのだ。
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