「エボラテロで世界がパニックに…」外交官が語る2015年の中東情勢、“悪夢のシナリオ”とは!?

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ebola2015_3.jpg画像は「YouTube」より

■イスラム国にとっては一石二鳥どころか……

「仮に、ドバイやイスタンブールの空港内でテロリストがエボラ・ウィルスを広めたことが発覚すれば、少なくとも完全な消毒が済むまで、ターミナルがいくつか閉鎖されるでしょう。そして、イスラム国がこうした作戦を行う空港は一箇所だけとは限りません。ドバイだけでなくイスタンブール、場合によってはフランスのシャルル・ド・ゴール空港やロンドンのヒースローで同時にこれを実行するかもしれません。

 そうなれば世界の航空運輸活動は一時的に麻痺し、各国の株価は暴落するでしょう。一方、計画を知っているイスラム国にすれば、作戦発動と同時に世界中の代理人を通じて空売りを浴びせることで、大量の資金を得ることもできます。まさに一石二鳥にも三鳥にもなり得るというわけなのです」

 では、イスラム国のこの行動を、何とか事前に察知することはできないのだろうか。

「イスラム国メンバーが西アフリカに向かおうとしていることが事前に発覚するとか、入国先で患者との接触前に拘束されるとかいうことでもなければ、このテロ攻撃がいつ行われるか予測することは難しい。世界中の株式市場で航空関連株の大規模な空売りの兆しが見られたら、それは要注意かもしれませんが、その時はもう遅いと言えます」


 どうやら我々には、この悪夢のシナリオが実現しないよう祈るしかないと思える。2015年には、さらなる空港警備体制の強化と、国際社会の連携、そして一刻も早いエボラ治療薬の開発が望まれることは間違いないだろう。

(櫻井慎太郎)

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