死刑囚・小泉毅が相対性理論の矛盾を指摘した論文 ― 物理学者が見解を語る
※3頁目に、小泉氏の論文を全篇掲載しています
以前、掲載した2008年の元厚生事務次官宅連続襲撃事件の犯人、小泉毅死刑囚に関する記事「愛犬の仇討ち」で殺人を犯した死刑囚・小泉毅に聞いた! 犬の大量遺棄問題の対処法に対しては、各方面から様々な感想、意見が寄せられた。
たとえばツイッターでは、「いまのペット商法を考えると、心に刺さる」「非常によく覚えている事件だけど、犯人はそういう考えだったのか」などという肯定的な感想もあったが、一方で次のような否定的な感想、意見もあった。
「というか記者の理解が元から浅い感じだし、論文? 載せちゃったりとか、何だか妙な雰囲気」
「特殊相対論に修正の必要があるという内容の論文については、心ある科学者がきちんと間違いを指摘すべき」
自分の書いた記事に賛否両論があるのは結構なことだが、これらの感想、意見に触れ、筆者の心の中には、ある「後ろめたさ」が湧き上がってきた。小泉が死刑判決確定前、筆者に示してくれた「好意」を無にしていたことを思い出したのだ。
現代物理学に革命的衝撃をもたらす!
前述の記事では、国立の佐賀大学理工学部に進学し、中退した経歴を持つ小泉が獄中で「時空」やら「超ひも理論」やら理系の難しそうな勉強をしており、上記の引用ツイートでも触れられている「特殊相対論」に修正の必要があるという論文を書き上げていたことも紹介した。小泉はこの論文のコピーを筆者に送ってくれた際、同封の手紙で、専門家に論文を見せてみることを勧めてくれていたのだ。具体的には、次の通りである。
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