「どこも骨折していません。それでも身体をギプスで固めたい」 前代未聞の性癖を持つ男=米
あなたは、何らかの特殊な性癖を持っているだろうか。「完全癖」や「収集癖」など個性として認められるものから、「窃盗癖」や「露出癖」など法律に抵触するものまで、世界には多種多様な嗜好を持つ人々が存在するが、今回紹介するのは“ギプスをはめる”行為に取り憑かれてしまったという、前代未聞の性癖を持つ男である。その彼が、今月21日に米「TLC」チャンネルの番組「My Strange Addiction(私の変な好み)」に出演、自らの性癖を赤裸々に語ったことで、現在大きな話題を呼んでいるのだ。
ギプスにハマった男
米国シカゴに暮らすケビンさん(27)は、ケガをしているわけでもないのに、いつも自分の身体を石膏ギプスで固定している。ギプスをこよなく愛する理由について、ケビンさんは次のように語る。
「とても快適で落ち着くのです。ギプスをはめることで(身体が)“活性化する”というか。このハイな感覚は、他のことでは得られません。全身の血が流れはじめ、興奮してくるのです。これこそ“活性化”ですよ」
また、このような性癖について彼自身もバカバカしいことだと認識しているものの、もはや自らの意志でどうすることもできないほど、ギプスを愛してしまったようだ。
「どこも骨折していません。それでも身体をギプスで固めたいのです。自分の身体がギプスに収まる感覚が好きなのです。病みつきです。腕や足など、とにかくたくさんのギプスをはめてきました」(ケビンさん)
21年を超える圧倒的“ギプス癖”
ケビンさんの“ギプス癖”は、まだ本物のギプスをはめたこともない小学生時代にはじまった。
「6、7歳の時でしょうか。よく自宅のトイレットペーパーを使って、足をぐるぐる巻きにしてギプスの真似をしていましたね」
「そして12歳の時、ローラーブレードで遊んでいて事故に遭い、ついに初めて本物のギプスをはめる機会に恵まれたのです」(ケビンさん)
それ以来、21年を越える筋金入りとなった彼の“ギプス癖”。今までに費やした金額は5万ドル(約590万円)を軽く上回るという。また現在では、ギプスのみならず松葉杖や車イスとのコンビネーションも楽しんでいる模様。
そこには“下心”も……!?
しかし、ケビンさんの“ギプス癖”には、単なる性癖を超え“下心”も見え隠れする。どうやら彼は、公共の場に「気の毒な格好」で出没することにより、人々の同情と注目を集めたいとの欲求もあるようだ。
「バーでの出会いや、会話にもギプスは役立ちますよ。女性が絶えず近寄ってきては、『かわいそうね。何があったの?』と聞いてきますから」(ケビンさん)
そのため彼は、場合によっては本当に大ケガをしたように装い、(偽りの)武勇伝を熱く語ることもあるというのだ。いずれにしても、ケビンさんは常にギプスを手放さない。
「いつギプスをはめたくなるか分かりませんし」
「注目を集めることも、外でたくさんの人に会うことも好きです。この見た目は本当に素晴らしいのです」(ケビンさん)
さて、ギプスにハマる真の目的が次第に明らかになってきたような気もするが……、ケビンさんが本気でギプスに情熱を傾けているという点は疑いようもない事実。彼は今後も自らの道を邁進するだろうが、身体を清潔に保つことだけは忘れないでいて欲しいものである。
(編集部)
参考:「NEW YORK POST」、「Oddity Central」、ほか
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