北朝鮮イジリで大火傷! 無慈悲な仕打ちを受けた作品4選!!
自国の中傷と冒涜をする作品、あるいは内幕を暴露する作品に対し、徹底的に抗議を行ってきた北朝鮮。こうした圧力から、北朝鮮を題材に扱うことはご法度になりつつあるが、そうなればなるほどイジりたくなるのが、制作側の心理というもの。
ここでは、果敢にもタブーに挑んだ4作品をご紹介しよう。
■『ザ・インタビュー』
昨年話題をさらった、ソニー・ピクチャーズの制作した映画『ザ・インタビュー』は、ご存知の方も多いだろう。北朝鮮の最高指導者、金正恩をアメリカのTVショーのスタッフがインタビューにこぎつけ暗殺を画策するという内容のこの作品に、北朝鮮サイドが激怒し「露骨なテロ行為である」と非難声明を発表。昨年の11月下旬には「平和の守護者」を名乗る組織がソニー・ピクチャーズをハッキングし、未発表の映画脚本やスタッフやキャストの個人情報などを含む膨大な量のデータが流出するに至り、作品の公開が一時見合わせられるなど、様々な騒動が起きたことは記憶に新しいが、実はこの他にも、北朝鮮を題材に扱った様々な作品で、同様の問題が起きているのだ。
■『007 ダイ・アナザー・デイ』
まずビッグネームとしては、2002年に公開された同じく映画の『007 ダイ・アナザー・デイ』が挙げられる。この作品では、イギリスの諜報員、ジェームズ・ボンドが北朝鮮に乗り込むも捕らえられ、拷問を受けるというシーンが登場するのだが、これに対して北朝鮮は「北朝鮮を中傷する目的で作られた卑劣な茶番劇。朝鮮民族を甚だしく冒涜する映画である」という声明を発表。その後に実力行使などはなかったものの、こうした作品において、北朝鮮が扱いの難しい題材であるという印象を世界に知らしめる結果となった。
■『北朝鮮強制収容所に生まれて』
また、脱北者のシン・ドンヒョク氏の人生をもとに2012年に制作されたドキュメンタリー映画『北朝鮮強制収容所に生まれて』が、昨年日本や各国で上映されて話題になった際には、ドンヒョク氏の主張は嘘であるという約18分に渡る映像を北朝鮮がDVDを制作し反論。その結果、ドンヒョク氏は今年の1月に、映画や著書で語った内容の一部を訂正すると共に、それまで行ってきた人権活動を終了する事態となった。
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