“呪われた”MacBook?がオークションに出品される!! 震えが止まらない驚愕の商品説明とは?

使い慣れていない人にとって、パソコンの扱いほど難しいものはないかもしれない。「教えてもらったとおりに操作しているハズなのに、できない」「雑に扱ったわけでもないのに、壊れる」など、もはや呪いとしか思えないような経験をした人もいることだろう。しかし世界には、実際に霊が取り憑いたパソコンを手にしてしまった人がいるようだ――
今月、海外の大手オークションサイトeBayに、「呪われたMacBook(2007年モデル)」なる商品が出品された。出品者は、米国テキサス州オースティンに暮らすwfatzingerというユーザーだ。そして、そこに記載されている商品説明が、世界の人々を恐怖のドン底に陥れている。問題のMacBookが、呪われるに至った経緯についてお伝えしよう。
■墓地に忘れたMacBook
ある夜、アマチュアアーティストを自称する出品者は、廃墟となった精神病院に隣接する墓地で、墓石のスケッチにふけっていた。お気に入りの音楽を流すため、そばに愛用の白いMacBookを置きながら――。そして深夜、スケッチを終えて自宅に帰った出品者だが、一夜明けて大変なことを思い出す。そう、昨夜の墓地に愛用のMacBookを忘れてきてしまったのだ!
彼が急いで墓地まで戻ると、昨日と変わらない位置に愛機はポツンと鎮座していた。ディスプレイは開いたままで、スピーカーからはお気に入りのベートーヴェンの音楽が流れ続けていたという。ホッと胸を撫で下ろした出品者は、MacBookとともに帰宅する。これが恐怖の始まりとも知らず――。
■ポルターガイスト現象が続発
やがて出品者は、無事に回収したMacBookに、奇妙な変化が起きていることに気づく。まず、iTunes(音楽管理ソフト)のライブラリにある音楽が、どれも気味の悪い音に変化してしまっている。さらに、デスクトップの壁紙も恐ろしい写真に変更されているではないか。パソコンだけではない。自宅で収集・保管していたベースボールカードの並びも、いつの間にか全てがバラバラになっていた。
そして事態は、ただならぬ様相を呈し始める。なんと出品者は、MacBookが空中に浮遊し、「パクっパクっ」と何かを話すようにディスプレイを開閉させている光景を目撃してしまうのだ! これはもはや、ポルターガイスト現象と言って差し支えないだろう。
その後、怪奇現象はどんどんエスカレート。まるで意思があるかのように動くMacBookが、今度はディスプレイとパームレストの間にペンをくわえ、プリンタ用紙にメッセージを書いたのだ。写真を見る限り、そこには次のような一文が記されていたようだ。
画像は「eBay」より「1902年、オレは妻殺しの濡れ衣を着せられ、電気イスで処刑された」
これを見た出品者は、とうとう愛用のMacBookが墓地で霊に取り憑かれてしまったのだと確信。コンピュータが存在しない時代を生きた人物の霊であるため、キーボードで文字を入力する方法が分からず、ペンと紙でコミュニケーションを取ろうとしているとしか思えなかった。
■除霊不可、しかし意外な展開が!
一刻も早くこの事態を収束させたいと、ストアへと向かった出品者。しかし「そんな話は聞いたことがない」「できることは何もない」と冷たくあしらわれた上、ガードマンにつまみ出されるなど、完全に不審者扱いされてしまったようだ。仕方なく霊能者のもとへと駆け込み、高額な費用をつぎ込んで除霊を依頼するも、効果は見られなかったという。
ところが、霊が取り憑いたMacBookと出品者の関係は、予期せぬ展開を見せる。驚くべきことに、MacBookがガレージの掃除を手伝うようになるなど、そこに信頼関係らしきものが芽生えてきたというのだ。次第に心を通わせはじめた1人と1台――。しかし結局その関係は長く続かず、袂を分かつことを決意したために今回の出品に至ったというわけだ。
さて、今月10日に英紙「The Daily Mirror」が報じた時点で、オークションには35件の入札があり、価格も22,000円程度まで跳ね上がっていた模様だが、現在は入札者0、開始価格(約9,000円)のままで終了扱いとなっている。事態の深刻さに恐れおののいた入札者が次々と辞退したのか、それともオークション自体が無効とされてしまったのか、真相は不明である。いずれにしても、読者のみなさんが墓地にパソコンを持参する際は、霊に取り憑かれることのないよう十分に注意していただきたい。
(編集部)
参考:「eBay」、「The Daily Mirror」、ほか
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