「ありえなさすぎる!」世界で起こった“最恐”医療ミス5選!!
【3】トラウマを解消するはずだったはずが…?
医療は様々な形で施される。体にメスを入れることもあれば、投薬の場合もある、そしてカウンセリングの様にセラピストと関わることによって行われる治療もある。
幼少期に起きた不幸な出来事に起因する不安や依存症に悩まされていたポール・ロザノは、カウンセリングに助けを求め、ハーバード大学医学部出身の女性セラピスト、マーガレット・ビーン=ベイヨッグの元を訪れた。そして彼女に幼少期、母親から受けた性的虐待というつらい記憶について語った。
ビーン=ベイヨッグは、ポールの告白を受け、彼の幼少期を再現し、母と築いた不幸な関係を幸福なものへと再構築し、トラウマを取り去る方法を提案。治療を開始した。
治療内容はポールが赤ちゃんとなり、ビーン=ベイヨッグが母親となるという疑似親子関係を結び、彼女がポールを赤ん坊のように抱き寄せ、『愛しているわ』『ベイビー』と呼びかけ、ポールに対して「『ママ、とっても愛しているよ』と10回言いなさい」などと要求するといったものだった。
この治療にはさまざまなシナリオが用意されており、初期は上記のように疑似母子体験であった。だが、このシナリオが徐々に“異様”な内容へと変わっていく。
ビーン=ベイヨッグはポールと自分を登場人物とした官能小説のような性的内容を含むシナリオを書き、これをポールに強要するようになっていったのだ。そしてついに、“彼女の治療”は、実際に性的関係を結ぶ寸前のところまでエスカレートしたという。当初の目的とはまったく違う“治療”の犠牲になったポールは、残念ながらそれから5年後に自ら命を絶ってしまった。
【4】目が覚めると突如巨乳に変身!?
アレキサンダー・バエズは、ミスターユニバースなどで優秀な成績を収めたボディービルダーだった。
1999年、美意識の高い彼は肉体の美を保つため、胸板を厚くする整形手術を受けるため、フロリダ州マイアミのとあるクリニックを訪れた。手術後、目を覚ました彼は自分の厚く、美しく、男らしくなったはずの胸元に目をやった。だが、そこには予定通り膨らみはあったが、男らしいそれではなく、丸く女性らしいおっぱい(Cカップ)ができていたのだ。
アレキサンダーはすぐに警察に通報。彼を執刀したレイナルド・シルベステという男性の追跡が始まった。警察による調査の結果、なんとシルベステは何の資格も持たない、もぐりの医師だということが発覚。さらに彼は、麻酔に動物用のものを使い、手術機器はキッチン用具で代用していたことも判明した。
また、アレキサンダーのほかにも2人の女性が被害を報告したが、被害者の多くはシルベステのあまりにも雑な手術による姿のせいで名乗り出ることすらできなかったのではないかと推測された。このニュースは整形手術が非常に盛んである土地、マイアミで起きたということもあり、大々的に報道され人々に衝撃を与えた。
シルベステが経営していたクリニックで働いていた麻酔科医とアシスタントは逮捕され、シルベステはその5年後の2004年、中南米ベーリーズで逮捕された。彼はそこでも整形手術を行っており、患者は数百名にのぼるのではないかといわれている。
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2024.10.02 20:00心霊「ありえなさすぎる!」世界で起こった“最恐”医療ミス5選!!のページです。医療、臓器、腫瘍、治療、有吉杏子などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで