【川崎中1事件】態度が酷すぎたから? ネットで出回る犯人画像を使用したテレビ局の思惑
「先輩記者たちはこれまで多くの事件を取材していますが、今回は加害者サイドのカメラに映らない場所での発言などが酷かったようです。被害者のために立ち上がるべきだという怒りの声もあったそうで、一部のテレビ局では、『加害者少年を連れて実況見分が行われる』と聞いた際、上層部に生中継を打診したという話も聞きました」(テレビ局報道記者)
川崎の事件では3月6日に主犯格の少年を河川敷の現場に連れていき、完全な包囲網の中、たしかに実況見分が行われている。マスコミ各社はこの模様をニュースで伝えていたが、生中継というプランにはどんな意味があったのか。
「実況見分では警察関係者がいくら目隠しをしても、現場であちこち動き回るために、隙間から顔が見えることもあります。一瞬であっても生中継で放送した場合には『うっかり顔が映って放送しちゃった』という言い訳が通用すると考えたんだと思います」(テレビ局報道記者)
最終的にこの計画が実行されることはなかったそうだが、このようなプランが出てくることからも報道現場においては“被害者のために自分たちができること”を探しているのが垣間見えてくる。そして、それほどまでに今回の事件は衝撃的だったと言えるのだろう。
少年の実名報道に賛否両論あるのは承知しているが、本来なら義務教育を終えた時点で一人の大人として認められるべきではないだろうか。義務教育を終えても未成熟だと言うのであれば、義務教育とは一体何なのか。義務教育を終えることもなく短い生涯となってしまった中学生の冥福を祈りながら、ひとりの大人として考えていきたい。
(文=吉沢ひかる)
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2024.10.02 20:00心霊【川崎中1事件】態度が酷すぎたから? ネットで出回る犯人画像を使用したテレビ局の思惑のページです。週刊新潮、マスコミ、川崎中1殺害事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで